アスコ 食洗機はどの機種を選べばよいのか?選び方ガイド【2017年度版】

ASKO(アスコ)は1950年にスウェーデンにて生まれた世界的家電ブランドです。日本では、ツナシマ商事が総代理店となっており、アフターケア・メンテナンスサービスを担っています。

 

本記事記事では、アスコの食洗機選びのヒントとなる情報をご紹介したいと思います。

少し前の話になりますが、アスコの食洗機は2016年の7月にモデルチェンジがされました。以前はD5534とD5554(ともに60cmタイプ)の2機種だったのに対し、現在はD5536・D5556、そして新たにプレミアムモデルとしてのD5556XXLが加わり、3機種となっています。こちらの3機種もすべて60cmタイプとなっております。(アスコには45cmの機種はありません。)

まず、モデルチェンジにより具体的にどんな部分が変わったのか?をご紹介致します。

2016年7月のモデルチェンジの概要

D5534(320,000円)がD5536(328,000円)に変更

プログラム数や、洗浄容量、使用水量などは前モデルと変わりはありませんが、新開発のカトラリートレイが導入されたことが大きなポイントとなっています。このカトラリートレイの売りは、「フレキシブルさ」であると考えます。

他社海外製食洗機でも多く導入されているカトラリートレイですが、カトラリートレイがあることで生じるデメリットのひとつが「スペース減」かと思います。何故かというと、必然的に上段ラックには背の高い食器などが置きづらくなってしまうからです。

しかしながら、今回、アスコが開発したカトラリートレイは、幅をあえて325mmに抑えることで庫内の両脇にスペースが生まれ、上段ラックに背の高いグラスやお椀などをセットしても干渉しないように工夫がされています。

そのスペースでも足りないようであれば、なんとカトラリートレイ自体を取り外すことも可能。取り外しは左右分割でもOK。加えて、カトラリートレイの高さも40mmから58mmの間で調整が可能となっているのでカトラリーの量とその他の食器の大きさに合わせて実にフレキシブルに調整する事が出来るのです。

また、カトラリートレイ専用のスプレーアームがありますので、より小さなカトラリーまでしっかりと洗浄することが出来ます。

D5554(380,000円)がD5556(398,000円)に変更

こちらも大きく変わったのはラックの構造となります。

ラックには、お皿やグラスなどをホールドするためにピンがあると便利なのですが、このピン、器の形状によってはかえって邪魔になってしまうこともあるかと思います。洋食器などは比較的「平らな」形状のものが多いけれど、和食器はお椀や汁椀、小鉢など「高さ」のあるものが多いですよね。そうすると、ピンがあることで「ピンとピンの間の幅に収まらない!」という状況が出てくるわけです。

そんな時のために、アスコのラックは「分割的に」ピンを倒すことが可能な作りになっています。器に合わせて、これまたフレキシブルにピンを部分的に倒したりしてストレスなくセットすることが出来るようになっています。

また、食洗機生活で困ってしまう「あるある」に「プラスチック容器などは水圧でひっくりかえってしまう」ということがありませんか?

ひっくり返ってしまうと、容器の中に水が溜まってしまって困りますよね。そこで、今回のモデルチェンジで採用されたのがプラスチック容器を挟む為のクリップです。

また、ミドルラックも進化しています。なんとミドルラック本体にスプレーノズルが装着されています。ラックの左右それぞれに1つずつスプレーノズルがありますので、くまなく洗浄することが可能になっています。

ミドルラックもまた、下段ラックに大きなお鍋や大皿をセットする際には邪魔になってしまう場合があるかと思いますが、この新型ミドルラックは簡単に取り外しが可能となっています。スプレーノズルが装着されているので「取り外すのは面倒くさいのでは?」と思ってしまいそうですが、ミドルラックを引き出すだけで、自動的に食洗機本体にあるバルブとラックのチューブ部分が着脱されるようになっているので、とっても簡単です。

海外製食洗機というと、当然ながら「海外での食生活にあわせた作り」になっているものなのですが、アスコの食洗機はより「日本での食生活にも対応しうる」ように力が入れられています。今回のラックの変化も、海外・日本問わず「世界基準レベル」でユーザーにとっての使い勝手の良さを追求したと言えるでしょう。

プレミアムモデルとしてD5556XXL(478,000円)が追加

プレミアムモデルとして新たに登場したD5556XXLですが、まず特筆すべきは海外製食洗機においては革命的とも言える「TDE(ターボドライエクスプレス)機能」を備えたことでしょう。TDE機能とは、ヒーターで温めた風を庫内に送ることで、乾燥を促進するシステムです。

海外製食洗機を導入するかどうかで、多くの方が心配されるのが「乾燥力」です。ヒーター乾燥をする国内産食洗機と比べると、余熱乾燥が主流の海外製食洗機はどうしても乾燥が甘いように感じられてしまいます。逆に言えば、その乾燥の甘さが海外製食洗機の唯一の弱点だったかもしれません。その弱点がとうとう克服されたわけです。

従来の余熱乾燥と通気乾燥に加えてTDE機能が追加されているので、もう乾燥力に関しては何の心配も必要なさそうです。なお、国内産の食洗機はヒーターが庫内に設置されている場合があり、熱に弱い食器は溶けたり割れたりしてしまう可能性を考えて「食洗機使用不可」となっていたりもしますが、アスコのヒーター乾燥は、「温めた空気を庫内へ送り込む」方式なので、食器に優しくなっているのも嬉しいところです。

D5556XXLのもうひとつの特徴はその容量です。実に15人分の食器が収まる計算で、これは海外製・国内製食洗機どちらにおいても業界最大容量です。ラックもカトラリートレイ・上段ラック・ミドルラック・下段ラックと4つのラックが組み込まれています。

しかしながら、容量が最大な分、食洗機のサイズ自体が他と比べて大きいのは注意が必要です。必要な開口高は860mmと、他のグレードよりも40mmも高くなっています。

以上が、2016年7月のモデルチェンジで変わったポイントとなります。

アスコと他ブランドの食洗機との違い

それでは、アスコと他ブランドの海外製食洗機との違いはどういった点にあるでしょうか?

上記で説明させていただいたラックの形状や、ターボドライエクスプレス機能の他に アスコ独自と言える部分をご紹介します。

充実したスプレーシステム

一般的な食洗機では大体「上段・中段・下段」の3箇所のスプレーアームがあるのですが、アスコの食洗機ではよりくまなく洗浄するための「特化したスプレーアーム」がたくさん組み込まれています。D5556XXLはなんと11箇所のスプレーアームを装備しています。

特化したスプレーアームの例として、水筒などの筒状の容器をホールド出来るピンがあるのですが、真下に専用のスプレーが組み込まれているので、ジェット水流で水筒の奥まで洗浄水が行き届くようになっています。深鍋なども右奥専用のスペースがあり、これまた専用のスプレーが。拡散する水流で、こびりつき汚れなどにも対応しています。すみずみまで行き渡るスプレーシステムで、徹底的に洗い上げることが出来ますね。

アスコの誇る「高い洗浄力」ですが、日本で海外製食洗機を使う上で結構な違いが出てきます。

海外の食生活での汚れは「油分」が中心なのに対し、和食の汚れは「蛋白質とでんぷん質」が中心なのです。「油分」は洗浄水を高温にすることで落としやすくはなるのですが、蛋白質はそうはいきませんよね。高温になることで逆に固まってしまったり。故に海外製食洗機では卵のこびりつきなどは落としづらい、というイメージもあります。

アスコの食洗機は徹底したスプレーシステムを採用し、「どんなタイプの汚れでも落とす」ことに力を入れています。実際に、アスコの食洗機セミナーにて使用体験させていただきましたが、汚れ落ちの良さには驚きました。記事でも紹介しておりますので、ぜひご参考ください。

セルフクリーニングフィルター

海外製食洗機は予洗い不要の「ダイレクトイン」が売りのひとつで、とても便利なのですが、デメリットとしてフィルターをこまめに洗浄する必要があります。その点、アスコの食洗機には、フィルター部分にも専用の洗浄スプレーが備わっています。

大きな食べ残しなどさえ除けば、毎回の運転時にフィルターも自動洗浄してくれるので、フィルターはいつも綺麗な状態を保てます。フィルター清掃は年に4~6回でOKというのはありがたいですね。

フリースタンディング設置も可能

食洗機導入にあたって、ビルトインするだけのスペースがどうしても確保出来ない!という場合もあるでしょう。アスコでは、フリースタンディングキットが用意されており、食洗機単体設置することが可能になっています。

さて、それでは以上の点も踏まえて、アスコの食洗機をグレード毎にまとめてみます。

アスコ食洗機のグレードごとの違いと価格差

スタンダード D5536 定価328,000円(税抜)
ミドル D5556 定価398,000円(税抜) ※7万円の増額
プレミアム D5556XXL 定価478,000円(税抜) ※8万円の増額

スタンダード(D5536)とミドル(D5556)の違い

さて、この7万円の増額に対して、一体どんな点が違うのか?をご説明させていただきます。

大きな違いのポイントは以下の4点になります。

(1)ミドルラックがついている(カトラリートレイは無くなる)
(2)ラックの構造が変わる(ピンが分割で倒せる、プラスチック容器用クリップ、ボトルホルダーなど)
(3)時間洗浄プログラムが増える
(4)タイムセーバー機能が増える

スタンダードとミドルの違いについてですが、(1)のミドルラックが増える代わりにカトラリートレイは無くなるものの、アスコの食洗機にはもともと全機種に標準装備でカトラリーバスケットがついており、状況に合わせて好きなスペースに置いて使えるので、カトラリートレイがなくてもさほど困ることはなさそうです。

(3)の時間洗浄プログラムですが、一般的な洗浄プログラムは、汚れの具合や環境によって洗浄時間が前後したりするなか、予め指定した時間内に洗浄を完了してくれるプログラムです。時間は~30分、~1時間半、~2時間半の3段階から設定することが出来ます。

日本では「毎食毎に食洗機を回したい」という方も多く、時短を重要視される傾向があるので、この機能はあると便利かと思います。洗浄時間がハッキリと分かっていると、予定も立てやすいですよね。

(4)のタイムセーバー機能も時短に優れた機能です。このオプションを選択すると、それぞれのプログラムの運転時間が短くなります。(使えるプログラムには制限があります。また、水とエネルギー消費量は多くなります)

以上、まとめるとラックの使い勝手の良さと、時短機能に7万円を出せるかどうかで判断することが出来そうです。

ミドル(D5556)とプレミアム(D5556XXL)の違い

さて、この8万円の増額に対して、一体どんな点が違うのか?をご説明させていただきます。

大きな違いのポイントは以下の4点になります。

(1)ミドルラックもカトラリートレイもついて、4段のラックになる
(2)ターボドライエクスプレス機能(ヒーター乾燥機能)がつく
(3)プラスチック洗浄と、ウォーマープログラムが増える
(4)製品高さが40mm高くなる

ミドルとプレミアムの違いですが、(3)のプラスチック洗浄とウォーマー(お皿を温めるためのプログラム)は、あれば便利ですが、どうしても必要なプログラムかと聞かれると、一般的な使い方であればそうではなさそうです。

(1)ラックの多さも、15人分の食器を洗浄するための容量が必要かどうかで考えると、そこまでは・・という方がほとんどでしょう。スタンダード(13人分)やミドル(14人分)の容量で既に十分かと思います。

そうすると、(2)のターボドライエクスプレス機能があるかないか、が最大のポイントかと思います。ご自身にとってこのTDEシステムが8万円分の価値があるかどうか、また、(4)のキッチン高さを確保できるかどうかで判断されると良いかと思います。

以上、アスコ食洗機の各機種の特徴と選び方、他社製品との違いについてご紹介致しました。

首都圏限定ですが、機器だけの販売も行っております。見積依頼はコチラからどうぞ!

 
 
 

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