リクシル・リシェルSIのようなセラミックトップのキッチンを低価格で出来ないか?

数年前より、キッチン天板の新素材として注目していた『セラミックトップ』でしたが、当時はまだ、供給するメーカーも少なく、実際にオーダーキッチンに使用される事も無かったため、普及にはもう少し時間が掛かりそうだな~と思っていました。

しかし、ここ最近、国産システムキッチンメーカーのリクシル社(LIXIL)が、最上位グレードであるリシェルSIの天板素材にセラミックトップを採用し、積極的にPRしているようです。

そして、セラミックトップの機能性や質感の良さは、多くの方に知れ渡り、とても人気の高い素材になっているという事です。

 

【リクシルショールームでリシェルSIを見学してきました】

そこで、私も最寄りのリクシルショールームに行って、実際にセラミックトップのキッチンがどのように展示されているのか?見学に行ってきました。

斜め前方から撮影した写真です。フロート型のアイランドキッチンで、全体的な色合いも統一されていて、システムキッチンらしからぬデザインになっています。(失礼!)

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手前から撮影しました。IHコンロは魚焼きグリルがない三菱のユーロスタイルIH、そして、アリアフィーナのレンジフードなど、デザイン性の高い設備機器が組み込まれています。

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コンロの脇には、天板の強度、傷の強さを実感してもらうための金属タワシが置いてありました。これでゴシゴシこすっても、全く傷が付く様子はありません。

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セラミックトップのコーナーをアップで撮影しました。今までの天板にはない、質感・テクスチャーですが、写真ではなかなか伝わりませんね。

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【ここで、リクシルのセラミックトップの特徴・メリットを簡単に紹介します。】

(1)特徴のある素材感、質感が高い

リクシルのセラミックトップの表面は、焼きものならではの凹凸のあるテクスチャで、従来のつるっとした天板素材とは全く異なる素材感です。

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(2)熱に強い

耐熱性が高く、短時間であれば高温のフライパンや鍋などを直接置いても大丈夫です。しかし、天板にとっては良い事ではないので、出来るだけ何かを敷いていただくようにお願いしています。

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(3)傷がつきにくい

金属より高硬度なため、まな板代わりに使っても傷がつきません。金属タワシでゴシゴシ洗っても大丈夫です。

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(4)汚れがつかない

セラミックトップは熱に強く、傷がつきにくいだけではなく、食材や油などの汚れも染み込みません。紫外線で色あせることもありませんので、いつまでもきれいな状態を保ちます。

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以上の4つがセラミックトップの特徴・メリットです。デザインについては、好き嫌いもあると思いますが、機能性については、天板素材で最も重要な項目である熱、傷、汚れの全てをカバーしており、非常に優れた素材だという事が良く分かりました。

このセラミックトップを目当てに、リクシルのリシェルSIを検討されるお客様も多いと聞いていますが、なるほど、それも納得できますね。(2016年8月現在、他にセラミックトップを扱っているシステムキッチンはありません。)

 

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

このように機能性に優れたセラミックトップのリシェルSIですが、現実に検討を進めるにあたり、いくつかのデメリットがあるようです。

そのうちの一つが、『価格が高い』という事です。

そもそも、リクシルのシステムキッチンのグレードの中でも、リシェルSIは最上位グレードになり、さらに、そのリシェルSIの中でもセラミックトップは天板素材の中でも高価格な選択肢になります。

先ほど紹介したショールーム展示キッチンは、間口が247cmのモデルで、定価が約236万円(税抜き)になりますので、送料や設置組立費、さらに消費税を加えると250万円は優に超えてしまいます。

もちろん、建築会社によっては、いくらかの割引はあると思いますが、一般的に、どのシステムキッチンメーカーでもグレードが上位になるほど値引き率は低くなりますので、思ったほど価格は下がらないと思います。

さらに、このモデルでは組み込まれていない食洗機を追加したり、背面収納やカップボードを追加すると、総額で300万円を超える可能性も高く、システムキッチンとしては割高感があると言えます。

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もうひとつのデメリットは、『自由度が低い』という事です。

一般的に普及している天板ではなく、わざわざ、セラミックトップを選ばれるという事は、キッチンに対して、こだわりが強いお客様が多いと推測できますが、いくら最上位グレードのリシェルSIといえども、やはり、システムキッチンである事には変わりがありませんので、デザインやレイアウトなどの自由度は、そんなに高くありません。

例えば、

・扉の色やデザインを好きなものを選びたい。
・取っ手やつまみを好きなものを選びたい。
・天板の高さを自由に決めたい。
・間口を自由に決めたい。
・ミーレの食洗機など、好きな海外の機器を組み込みたい。

 

などの要望に対して、なかなか対応ができません。(出来たとしても、さらに割高になってしまう)

天板の色の種類も以下の画像のように4種類しかありません。

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システムキッチンの限界といえばそれまでですが、やはり、もっと自由に選びたいというお客さまもたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

せっかく、セラミックトップという優れた素材の認知度が広まっていても、選択肢が少ないが故に、価格の面や自由度の面で、結局、広がっていかないのは、大変もったいないと思います。

 

『リクシルのリシェルSIのようなセラミックトップのオーダーキッチンを低価格で出来ないか?』

ここで、弊社はオーダーキッチンブランドとして、何とかできないかな~と考えました。

もっと、低価格で自由度のあるセラミックトップのオーダーキッチンを提供できれば、もっと喜んでいただけるお客様はいらっしゃるだろうと思い、具体的にセラミックトップに関するリサーチや検討を進めました。

そして、国内でセラミックカウンターを輸入販売している会社を調べましたが、3~4社程度しかなく、(そのうち1社が、リクシルのリシェルSIのセラミックトップを製造)いくつかの会社に見積をとりましたが、ユーロキッチンズで通常使用している天板素材に比べて、割高になっていました。

その後、実際にセラミックトップを扱っている会社を訪問したり、工場へ電話して情報収集をしたところ、価格が高くなるには、いくつかの理由があるようでした。

現状では、リクシル以外に積極的にセラミックトップを扱っているキッチンメーカーはなく、全体の流通量が少ないため、割高な素材になってしまっている事と、一般的な人工大理石カウンターなどに比べて、加工が難しく、技術が必要なため、対応できる加工工場が少ない事が原因だそうです。

確かに、調べてみたところでは、システムキッチンメーカーのみならず、オーダーキッチンメーカーでの取り扱いに関する情報はほとんど無く、キッチンハウスさんやユーロモービルさんなどの一部の高級キッチンブランドでは、実際にショールームに展示されていたり、施工例で紹介されていましたが、取扱いとしては、微々たるもののようでした。

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そこで、このような割高な素材を使っても、何とか価格を抑えられないか?を模索しました。

一つの案として考えたのは、全てを自由に決められるオーダーキッチンではなく、ある程度、レイアウトやキャビネット構成を決めて、規格化(セミオーダーキッチン)にする方法です。

使用するキャビネットや天板の種類を限定する事によって、営業効率が上がるだろうし、仕入れメーカーとの価格交渉も可能になります。また、製作や設置などの作業効率が格段にアップできますので、弊社としても必要な利益が少なくてもすみますし、価格を落とせるだろうと考えました。

その代わり、限定しても原価が変わらないような項目、例えば、天板の高さや間口の広さなどは、ある程度自由度を持たせたいですし、食洗機やコンロなどの設備機器も機器の差額だけ把握できれば、お客様の好みに合わせて選べるようにできます。

あとは、扉のデザインや色、取っ手なども選べるようにすれば、オーダーキッチンよりは制限があるとしても、リシェルSIよりは自由度が高い商品になるはずだと考えました。

 

また、ユーロキッチンズでは、数ブランドあるセラミックトップの仕入れについて、コセンティーノジャパンが提供しているデクトンに絞り、メーカーと協力関係を結ぶことにより、セラミック天板をリーズナブルな価格で調達することに成功しました。

その結果、いくつかのプランや仕様で原価を計算してみたところ、都内や横浜市周辺の現場であれば、間口275cm×奥行90cmのペニンシュラキッチンにセラミックトップの天板、さらにミーレの食洗機をビルトインしても、200万円(税抜き)前後とリクシル・理セルと比べても低価格でご提供できるようになりました。

もし、関心がございましたら、ぜひお問い合わせください。

お問い合わせはコチラから

 

【目指しているデザインについて】

ユーロキッチンズのこれまでの施工例をみると、エレガントやカントリー系が主流で、今現在も人気があります。今回、セラミック天板のキッチンを積極的に取り組んでいくにあたり、私が目指しているキッチンデザインの画像を紹介いたします。(一部、他オーダーキッチンブランド様の画像もお借りしております。もし、不都合があれば削除いたします。)

海外の画像
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アムスタイル様の画像
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アムスタイル様の画像
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クッチーナ様の画像
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ユーロモービル様の画像
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ユーロモービル様の画像
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ユーロモービル様の画像
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キッチンハウス様の画像
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キッチンハウス様の画像
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キッチンハウス様の画像
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サンワカンパニー様の画像
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どれも素敵なキッチンです。すべてがセラミックトップを使用しているわけではありませんし、弊社で同じようなデザインに出来るわけではありませんが、参考になればと思います。

 
 

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