オーダーキッチンを格安価格で実現するための5つのプロセスとは?

オーダーキッチンは、『どのオーダーキッチンメーカーにお願いするのか』が理想のオーダーキッチンの実現に大きく影響します。

本記事では、オーダーキッチンの専門家が、理想のオーダーキッチンを格安価格で実現するために必要なプロセスや、オーダーキッチンメーカーの選択肢とその特徴、比較の方法などを丁寧に説明しています。また、ぜひ見学しておきたいオーダーキッチンのショールームも紹介しております。

『どのオーダーキッチンメーカーをパートナーとするか?』

本来であれば、幅広い選択肢を見比べて、自分の価値観やこだわりにあったオーダーキッチンメーカーを選ぶべきものです。しかし、現実にはデザイン的にも予算的にも合うところが見つからずに、オーダーキッチンをあきらめざるを得ない、と残念な結果に終わるケースが多いようです。

本記事では、ありきたりの国産システムキッチンでは満足できずに、オーダーキッチンに関心をもち始めた方が、どのようなプロセスを経て、パートナーとなるオーダーキッチンメーカーを見つけていくのか?どんな視点で選ぶべきなのか?について、役に立つような情報をお伝えできればと考えています。長文になりますが、ぜひ参考にしてください。

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オーダーキッチンの専門家が中立的な視点でお伝えします。

私は今までにオーダーキッチンの取り扱い経験が10年以上あり、さらに、『輸入キッチン応援団』などのオーダーキッチンに関わるサイトを複数運営しておりますので、一般的なオーダーキッチンメーカーと比べても、幅広い知識や経験を有していると自負しております。

現在、自社ブランドとして『ユーロキッチンズ』という高級キッチン格安販売ブランドを運営しておりますが、できる限り中立的な立場で、そして情報が偏らないように気をつけながら、オーダーキッチンを格安価格で実現する方法について、述べさせていただきます。

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オーダーキッチン選びの理想的な5つのプロセスとは?

私がこれまで、いろんなお客様の相談を受けたり、オーダーキッチンを提供してきた経験から、オーダーキッチンを実現するためには理想的なプロセスがあることが分かりました。

もちろん、あくまでも私の経験値から導き出されたプロセスですので、万人に通じるかどうかは分かりませんが、知らないよりも知っていた方がより高確率で、そして、格安な価格で理想のオーダーキッチンを実現できるものと確信しております。以下、順を追って説明いたします。

【STEP1】とりあえず、建設会社と配偶者にオーダーキッチンの要望を伝える

『具体的でなくても良いので、出来るだけ早く相談しましょう。』

『オーダーキッチンもいいかも?』『ちょっと検討してみようかな?』と考え始めた段階で、一度、建築会社に相談してみましょう。もしかしたら、付き合いのあるオーダーキッチンメーカーを紹介してくれたり、良い提案があるかもしれません。

同時に、配偶者にもオーダーキッチンの要望を伝えておきましょう。時間が経過すればするほど、いろんな面でリカバリーできない事が出てきます。詳細は以下の参考記事をご覧になってください。

このプロセスでのポイントは次の3点です。

1-1.オーダーキッチンの予算を確保する。

配偶者に対しては、キッチンの予算を増額にするように相談しましょう。限られた建築予算の中での予算配分は夫婦間でも考え方は違います。話が進めば進むほど、予算増額の要求は受け入れられにくくなりますので、出来るだけ早い段階で、オーダーキッチンに必要な予算を確保したいところです。

建築会社が提示するキッチンの予算は、現実に必要になるオーダーキッチンの予算よりも少なく見積もられている事が多く、ほとんどの方が後で予算を増額するために苦労されています。

1-2.オーダーキッチンの施主支給の可能性を伝える。

オーダーキッチンメーカーによっては、施主支給契約にした方がメリットがある場合があります。ここでは、『どうなるかは分からないが、あくまでも可能性がある。』事は伝えておき、建築会社の反応をみましょう。

高級キッチンの施主支給に対する建築会社の対応の仕方は様々で、会社によっては一切受け付けてくれないこともあります。契約前であれば何とかなる事が多いですが、契約後では受け付けてもらえない事が多くなります。

1-3.建築会社だけには頼らない。自分でも動く。

基本的に建築会社はオーダーキッチンの検討に関して、あまり良くは思いません。『高いですよ。』とか言いながら、やんわり反対されてしまうという話もよく聞きます、かりに対応はしてくれたとしても、基本的には積極的ではないと考えた間違いはありません。ですので、建築会社にオーダーキッチンについて相談はしても、任せっぱなしにしないで、出来るだけ自分でも動くようにしましょう。

以下の記事も参考になりますので、ぜひご覧になってください。

【STEP2】情報を収集して、オーダーキッチンをイメージする

自分自身の要望やこだわりを把握し、理想のキッチンを具現化しよう。

『どんなオーダーキッチンにしたいのか?』を具体的に考えて明確にしていくプロセスです。オーダーキッチンに関する情報が少なければ、好みのデザインや要望・こだわりが自分でも良く分かっていないケースは良くあります。

また、もし分かっていると思っていても、知識不足のために、後で変更になったり、後悔してしまう事も少なくありません。時間は掛かると思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

2-1.いろんなオーダーキッチンメーカーのサイトを見る。

まずは、どんな会社が、どんなオーダーキッチンを提供しているのか?どんな選択肢があるのか?を把握しましょう。インターネットで、『オーダーキッチン』や『輸入キッチン』などのキーワードで検索して、片っ端からホームページを見ていくと、どんな会社があって、どんなオーダーキッチンを提供しているのか?が何となく分かってきます。

そして、気になったホームページがあれば、施工例やブログなどを見て、いろんなキッチンを見てみましょう。また、インスタグラム等のSNSを活用する方法もあります。

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2-2.ショールームでたくさんオーダーキッチンを見る。

都内限定にはなってしまいますが、オーダーキッチンが何台も展示されているショールームをご紹介いたします。『国産システムキッチンのどこが気に入らなかったのか?』を考えながら、デザインスタイルや扉の素材、レイアウト、設備機器、こだわりポイント、要望、嗜好性を明らかにするためにいろんなキッチンを見てもらいたいと思います。

オーダーキッチンをガッツリ見学できるショールーム ※50音順

それぞれショールームでは、複数台のオーダーキッチンが展示されており、いろんなデザインやレイアウト、設備機器や素材、色などを見比べる事ができますので、とても参考になります。案内してくれるスタッフもプロフェッショナルな方ばかりなので、いろいろ話を聞いてみると、とても勉強になりますよ。

もちろん、それぞれのオーダーキッチンメーカーは、国内でも優良オーダーキッチンブランドなので、気に入れば、そのまま具体的な商談に進むのも良いと思います。
【注意】できれば、ショールームに行く前は事前に予約をした方が良いと思います。

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アニーズキッチン 東京ショールーム(西新宿)

エレガントキッチンやアンティークキッチンなどのアメリカ系デザインのキッチンが得意。
所在地:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワーリビングデザインセンター OZONE 7F
最寄駅:新宿駅南口より徒歩12分
連絡先:03-6302-3378
営業時間:10:30~19:00(水曜日定休)
サイト:http://annie-s.co.jp

アムスタイルラウンジ東京(代官山)

上質な素材を直線的なスタイルで組み上げるスタイリッシュなオーダーキッチンブランド。
所在地:東京都渋谷区鉢山町13-13ヒルサイドウエスト
最寄駅:代官山駅より徒歩12分
連絡先:03-5428-3533、
営業時間:11:00~18:00 ※土曜日は19:00まで(月曜日定休 ※祝日は営業)
サイト:http://www.amstyle.jp

北沢デザイナーズキッチンスタジオ(渋谷)

業務用厨房機器で有名ですが、オールステンレスのオーダーキッチンが得意。
所在地:東京都渋谷区東二丁目23‐2
最寄駅:渋谷駅東口より徒歩10分
連絡先:03-5485-5072
営業時間:10:00?18:00(水曜日定休)
サイト:http://www.kitazawasangyo.co.jp/kitchen/index.html

キッチンハウス 世田谷店(上野毛)

国内でも最も歴史のある最高級オーダーキッチンブランド。
所在地:東京都世田谷区上野毛1-6-8
最寄駅:上野毛駅より徒歩5分
連絡先:03-3705-8411
営業時間:10:00~18:00(水曜日定休 ※祝日は営業)
サイト:http://www.kitchenhouse.jp

クチーナ 東京ショールーム(代官山)

一品一品職人が作るフルオーダーシステムキッチンブランド。
所在地:東京都渋谷区鉢山町15-1
最寄駅:代官山駅より徒歩15分、神泉駅より徒歩12分
連絡先:03-3496-1003
営業時間:9:30~17:30(水曜日定休)
サイト:http://cucinastyle.jp

ポーゲンポール キッチンデザインセンター東京(広尾)

ドイツの高級キッチンブランドであるPoggenpohlの直営ショールームです。
所在地:東京都港区南麻布5丁目111
最寄駅:広尾駅より徒歩4分
連絡先:03-5798-7950
営業時間:9:00~18:00(日曜日定休)
サイト:www.tokyo.poggenpohl.com

【STEP3】オーダーキッチンの見積依頼先を検討する

幅広い選択肢から選ぶ

前のプロセスでイメージが出来てきた理想のオーダーキッチンが、一体どれくらいの価格になるのか?正確な金額ではないにしても、ある程度の相場感は早めに掴んでおきたいところですよね。そのために、オーダーキッチンメーカーに見積を依頼しなければなりませんが、どこに見積を依頼すべきでしょうか?

『そんなの簡単でしょ! ホームページやパンフレット、ショールームなどで、雰囲気の良さそうなオーダーキッチンメーカーを適当にピックアップすればいいんじゃないの?』と思った方もいらっしゃると思いますが、最初に、どこに見積を依頼するのか?というプロセスが非常に大切なんです。

なぜかと言いますと、一口でオーダーキッチンメーカーと言っても、会社によって予算感や価値観は違いますが、それを知らずに、少ない選択肢のオーダーキッチンメーカーでしか見積を取得しなければ、予算感が合わないメーカーばかりに声をかけることになり、あきらめざるを得ないことになったり、価値観の合わない会社に依頼して、結局、うまくいかなくなるケースがあるからです。

オーダーキッチンメーカーの3つのタイプとは?

私の主観になりますが、オーダーキッチンメーカーは、次の3つのタイプに分けられます。

レイアウトやデザイン、使用する素材や設備機器については、どのメーカーでも大きく違う事はありませんが(得意・不得意はありますが、大体のことは対応可能です)、このタイプによって予算感や価格相場観は大きく変わります。

高級キッチンブランド(価格:高)

上記でショールームを紹介したオーダーキッチンメーカーや、ドイツ、イタリア、アメリカ等の輸入キッチンブランドが該当します。一等地に構えられたショールームには、多くのキッチンが展示されており、また、インテリア雑誌などに頻繁に広告が出ているため、ブランド力は非常に高いです。

小さなオーダーキッチンショップ(価格:中~高)

従業員5人以下、展示キッチン1~2台程度の小さなスペースで運営されているショップです。経験豊富なスタッフ(社長を含め)により、フレキシブルな提案力や高い技術力が魅力的です。エリアによっては、意外に多くのオーダーキッチンショップがありますが、特徴や予算感が分かりにくく、選ぶのが大変だったりします。

無店舗型オーダーキッチンメーカー(価格:低~中)

ほとんどのオーダーキッチンメーカーが上記のいずれかのタイプに該当しますが、例外的にショールームを持たずに、オーダーキッチンを提供しているメーカーもあります。

弊社が提供しているユーロキッチンズもこのタイプに含まれますが、かなりイレギュラーな存在であり、残念ながら、万人受けするタイプではありません。

その他、イケアやサンワカンパニーなどの部材型のキッチンメーカーもありますが、ここでは割愛させて頂きます。

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事前に把握しておきたいオーダーキッチンメーカーの選択基準

オーダーキッチンを実現させるためのパートナーとして、どこが価値観にあうか?を考慮して選びたいところです。大きなポイントとして、次の3つの質問について、ご検討してみてください。

3-1.ショールームの充実度や企業規模、ブランド力を重視するかどうか?

多くのオーダーキッチンが展示されているショールームで実物を見ながら、洗練された接客が受けられる。誰しもが知っている高級キッチン(輸入キッチン)として知名度が高い。アフターメンテナンスや保証面でも安心できるだけの企業規模がある。という事に、どれだけの価値を感じますか?

利便性が高くなったり、安心感を得たり、リスクが下がると言うことは、その分のコストが余計に掛かるということですので、キッチンの価格も上がる傾向があります。

3-2.ディティールへのこだわりや柔軟な対応、自由度の高さを重視するか?

例えば、ディティールにまでしっかりこだわれるか?細かい要望に対して、フレキシブルに対応してもらえるか?選択肢は自由度が高いか?という事に、どれだけの価値を感じますか?

企業規模に関わらず、その会社の価値観によって分かれますが、上記のようなフルオーダーで対応してくれるキッチンメーカーは価格が上がる傾向があります。(セミオーダー対応と比較して)

3-3.誰に対応してもらいたいか?

小さなオーダーキッチンショップの場合、担当者には経験豊かなスタッフ(社長である場合も多い)が最初から最後まで担当してくれる可能性は高く、フレキシブルに対応していただけます。

企業規模が大きく、従業員が多いキッチンメーカーの場合、社長が担当になる事はほとんどありません。担当スタッフはしっかり教育されていますが、経験や能力には、どうしてもバラツキがありまし、フレキシブルな対応が難しい場合もあります。どちらが良いとか悪いとかということではありませんので、どちら相性の合う方を選んでいただければと思います。

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自分の価値観と予算感に合うところはどんな会社か?

オーダーキッチンを実現するためには、以上のようにいくつかの選択肢があります。あなたの考え方やこだわりの強さ、そして、予算感により最適な選択肢は変わります。大切な事は、出来るだけ幅広い選択肢の中から、それぞれの特徴や違いを把握した上で、自分の考え方に合うオーダーキッチンメーカーを選んでいただく事です。

できれば、いろんなタイプのオーダーキッチンメーカーより見積を取得して、その価格差やタイプ別の違いを感じていただければと思います。とは言っても、時間と労力は限られていますので、それぞれのタイプから1~2社選んで、合計で2~3社程度への見積依頼が現実的だと思います。

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【STEP4】オーダーキッチンの概算見積を取得して、比較する。

前のプロセスでアタリを付けたオーダーキッチンメーカーに資料請求、そして見積を依頼しましょう。オーダーキッチン業界は他の業界と比べて、見積を依頼したからと言ってがつがつ営業を掛けてくる会社は少ないので、安心して連絡してみてください。

見積依頼の方法は、ショールームに行く方法とメールや電話を活用する方法があります。もちろん、ショールームに行く方がベターなのですが、時間的にも労力的にも大変な場合は、メールと電話を併用する方法でも良いと思います。※メールの場合でも、匿名での見積依頼は避けましょう。

見積依頼時に気をつけたい3つのポイント

4-1.現在の状況と合見積であることを伝える。

仕事とは言えども、手間を掛けて見積を作成してもらいますので、見積を依頼する際には、状況を伝えてあげた方が親切です。

具体的には、工事場所、スケジュール感(いつ頃、工事が始まるのか?)、レイアウトや仕様の変更可能性(これから変わる可能性が高いのか?低いのか?)、予算感(どれくらいの価格イメージを持っているのか?)、そして、合い見積である事などです。また、施主支給になるのか?そうでないのか?についても、事前に建築会社と相談して、お伝えしてください。

4-2.図面は必要ないと伝える。

もし、間取りやレイアウトが固まっていない状態での見積依頼の場合は、図面は必要ないと伝えましょう。

図面やパースの作成には手間やコストが掛かります。現段階では、相場観を把握したり、メーカー間の比較をする事が目的ですので、余計な手間は省いてもらいましょう。(もちろん、後のプロセスでは図面は作成してもらいます。)

4-3.同じ条件で見積を依頼する。

このプロセスでの目的は、メーカー間の比較です。レイアウトや仕様が固まっていれば、そのまま伝えていただければ良いのですが、そうでない場合、各メーカーがそれぞれ、全く違う条件で好き勝手に見積を作成すると、公平な比較ができずに、意味がありません。

叩き台で良いので、レイアウトや仕様を決めて、同じ条件で見積を依頼するようにしましょう。もちろん、後で変更や修正はいつでもできますので、ご安心ください。

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あとで公平に比較できるように見積を依頼する方法とは?

各オーダーキッチンメーカーにお任せで見積依頼をすると、全く違うプランや見積書が提示され、正確な比較は全くできません。(同じ条件で比較しても、かなりの金額差が出ます。)上記で説明したように同じ条件で見積依頼をする事が大前提となるのですが、あとで公平に見積比較をするために、これは入れておきたい必要な情報について、お伝えいたします。

4-4.キャビネットの個数を同じにする。

叩き台のプランを提示しておけば、キッチン全体のレイアウトやサイズ感には、大きなズレは出ません。細かく見れば、メーカーによってキャビネット毎の規格寸法(幅や吊戸棚の高さなど)は微妙に違いますが、その違いは見積金額の比較には大きな影響は与えませんので、無視しても良いです。

それよりも、キャビネットの個数が変わると、見積金額が大きく変わりますので、キャビネットの個数は合わせるようにしましょう。

4-5.仕様は可能な限り細かく指示する。

同じ種類で同じメーカーの設備機器や素材と言っても、グレードや品番が変われば、それなりの金額差が出てしまいます。また、扉のデザインもメラミンなのか?塗装なのか?突き板なのか?によって、かなり金額が変わります。

各メーカーがバラバラの仕様で見積を作成すると比較が難しくなりますので、出来るだけ細かく(品番まで)決めておきたいものです。後で変更はできますので、ここでは仮の仕様で大丈夫です。

4-6.作業範囲を合わせる。

事前に建築会社との調整が必要になりますが、具体的には、『設置・組立作業を含めるかどうか?』『キッチンパネル工事はどうするか?』『施主支給になるのか?』『建築会社が間に入るのか?』について、条件を合わせるようにしてください。

もしくは、見積項目を細かく分けてもらい、メーカー毎に作業条件が異なっても簡単に調整できるようにしてもらいましょう。

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見積比較時に意識しておきたい3つのポイントとは?

複数社に見積を依頼すると1週間もすると、どんどん見積書が送られてきます。それぞれ鏡と明細書がありますので、合計で何十枚ものA4紙が一同に会して、少しゲンナリしてしまうかもしれません。しかし、ここでしっかり内容を見ておくと、今後のプロセスにおいて、非常に正確な判断ができる事になりますので、ぜひ頑張ってください。

以下、ぜひ意識をしておきたい3つのポイントについて、ご説明いたします。

4-7.合計金額だけで比較をしない。

何十枚もの見積資料が一気に届けられると、どうしても合計金額だけでの比較をしてしまい、高いとか安いとかと感じてしまいます。(細かい項目が並んだ明細も見る気がしない・・)同じ条件で見積を依頼したつもりでも、やはり微妙に違いますので、何が違うのか?何が含まれていないのか?をしっかり見比べて、その違いを把握するようにしましょう。

4-8.メーカーごとの得意・不得意を把握する。

各オーダーキッチンメーカーによって、取り扱いが少なく割高になってしまう機器ブランドがあったり、逆に割安になる得意な素材があったりします。(しがらみがあったりします)なかなか難しいとは思いますが、見積明細や見積依頼のやり取りの中で、各メーカーの得意・不得意を把握しておくと、今後の選定プロセスでの有効な判断材料になります。

4-9.見積明細の内容を把握する。

ほとんどの場合、今後のプロセスで、金額を下げるための検討が始まります。そのためには、トータルの金額だけを見るのではなく、どんな項目に、どれくらいのお金が掛かっているのか?を把握しておいた方が、より有効な減額案が考えられると思います。

上述したように、オーダーキッチンでは、レイアウトやキャビネットの個数、扉のデザイン、天板やシンクの素材、設備機器、作業範囲など、いろんな項目の費用が積み重なっています。優先順位をつけながら、より詳細を詰めていく中で、それぞれの内容は知っておいて損は無いと思います。

この見積を取得し比較するプロセスは、全体的に一般の方にはなかなか難しいところがあります。叩き台のプランや仕様を決めるにしても、知識がないと叩き台すら作成に手間がかかるでしょうし、内容がずれてしまうと、参考にならない可能性があります。(スイマセン!もっと簡単に説明できれば良いのですが、ナカナカ・・・)

代替案としましては、全て一人でやろうとはせずに、もし、やり取りの合ったオーダーキッチンメーカーで相談できそうな会社があれば、たたき台のプランの作成や分からない項目のフォローなどをお願いするのもアリだと思います。

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【STEP5】詳細を詰めながら、オーダーキッチンメーカーを決定する

予算内で最大のパフォーマンスを得られる方法を絞り込むプロセス

数社のオーダーキッチンメーカーより提示された見積を比較していくと、今まで漠然としていたものが、より現実的になってきます。まずは、見積額と想定している予算を見比べて、メーカーの絞込みをしなければなりません。

キッチンの規模・ボリュームにもよりますが、おそらく、各メーカーの見積金額には、相当の金額差があると思います。概算見積ですので、各メーカー共に多少高めになっていると思いますが、想定予算をオーバーしすぎて、これ以上の調整は意味がないと感じられる位の差が出てしまっているメーカーについては、この段階でお断りしていただいた方が良いと思います。

そして、残ったオーダーキッチンメーカーと更に具体的な打ち合わせを進め、詳細を詰めていきます。具体的に話が進むと、今までは何となく見てきたものが、ひとつに決めなければならない段階になると、気にならなかった事も気になってくるし、よりしっかりと検討したくなる事があります。(いろいろ知識が増えてくるのも原因です)

この詳細を詰めるための打ち合わせの過程で、各メーカーとの相性や価値観、信頼性などを知っていただき、最後の判断材料としていただければと思います。

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ほとんどの場合、どうやって価格を抑えようか?悩む事になります。

詳細の打ち合わせが進むと、結果としてキッチンの金額が上がってしまう事が多く、このプロセスでは、どうやって価格を抑えようか?というテーマがメインになる事が少なくありません。同時に、キッチンの仕様とお願いするオーダーキッチンメーカーを決めるプロセスになります。

価格を抑える方法としては、大きくは以下の3通りになりますが、共通して言える事は、あなたのこだわり具合と優先順位が重要だと言う事です。

『絶対に譲れないところはどこなのか?』
『妥協できるところは無いのか?』
『その要望には、どれだけのお金を掛けられるのか?』
『そもそも、私にとって重要なのか?』
『代替できる他の方法はないか?』

など、つらい作業になりますが、考えてみてください。

5-1.キッチンを検討する。

金額を下げるためには、レイアウトを変えるか?キャビネットの個数を減らす?仕様を変えるか?など、いろんな方法はあります。何かを変えれれば、何かを失う事になります。減らせる金額差とあなたのこだわりの強さや優先順位とのバランスを取りながら、決めていかなければなりません。

5-2.メーカーを検討する。(値引き要請含む)

3番目のプロセスで説明したように、メーカー毎にその特徴と予算感は違います。問題は、その差がどのくらいなのか?その価格差とあなたの価値観を考慮して決めてください。(金額差が20万なのか、100万なのか?で全然違いますよね。)

また、メーカーとの相性、レスポンスの良さ、センスの良さ、会社の雰囲気などのソフト面も重要な判断基準になります。

5-3.予算を上げる&妥協する。

残念ながら、どうしようも無い場合もあります。その際は、建築全体の予算をミラ見ながら、配偶者若しくは建設会社様と調整をして、キッチンに掛ける金額を増やしてもらうか?もしくは、予算内に納まるように、どこかを妥協するか?を検討していただかなければなりません。

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最後に

実際には、上記に説明したよう順調に流れる事ばかりではありません。建築会社様の思惑も無視できませんし、建築全体の予算計画の見直しなども出てきますので、上記のプロセスを行ったり来たりしながら、時には妥協しながら、最適な着地点を見つけていただくことになります。

国産のシステムキッチンでも十分に使いやすくて、デザイン的にも優れていると思いますが、なまじっか、高級キッチン・オーダーキッチンに関心を持ってしまったばかりに、いろんな調整や作業をしなければならなくなってしまうのは、大変だと思います。(それでなくても、家作りは大変なので)

しかし、家が完成して、こだわって実現したオーダーキッチンを目の当たりにした時の喜びは、苦労した分だけ倍増する事は間違いありません。そして、住み始めても、ずっと長い間、愛着を持って使い続けてもらうことができると思います。

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たまに、『キッチンに掛ける費用が標準品と比べて増えすぎているのでは?その分、断熱材等の住み心地に効果のある部分にお金を使ったほうが良いじゃないの?』と微妙に反対される配偶者(ほぼご主人様ですが)がいらっしゃいまして、その主張に対して、私が伝えている事があります。

『今は断熱材は優れているので、少しお金を掛けても、グレードアップした分の断熱材の効果を実感する事はなかなか難しいと思いますよ。そのお金を使って、奥様が希望されているキッチンにしておけば、奥様はいつまでもニコニコしながらお気に入りのキッチンで、あなたや家族のために、美味しい料理を作ってくれますよ。これほど費用対効果の高い投資は無いと思いますが、いかがでしょうか?』と。みなさんの理想のオーダーキッチン実現のために少しでもお役に立てれば幸いです。

株式会社コスパデザイン 水毛 賢児

 
 
 

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