ミーレ オーブン(レンジ機能付き&スチームオーブン)の選択肢と選び方【2017年9月版】

ミーレのオーブンは他の海外製のビルトインオーブンとは違い、いくつかのグレードに分かれており、どれが自分に合っているのか?迷ってしまう事があります。さらにレンジ機能付きオーブンやスチームオーブンなど、機能が異なる機種も用意されているため、益々悩んでしまいます。

本記事では、そんな悩みを解決するための判断材料になればと、ミーレオーブン(レンジ機能付き&スチームオーブン)の選択肢と選び方についてまとめてみました。

説明を簡単にするために、調理プログラムの詳細など、説明を省いている部分もありますので、気になる方はミーレのショールームで実際に現物を見ながらスタッフに確認していただいて方が良いと思います。

まずは選択肢の全体像を把握しましょう。

ミーレ オーブンの全機種 ※定価(税別)

電気オーブン(幅60cm)
庫内容量:76L
H6260B  378,000円
H6461BP 498,000円
H6860BP 750,000円
電気オーブン(幅90cm)
庫内容量:90L
H6890BP 1,600,000円
レンジ機能付きオーブン
庫内容量:43L
H6400BM 398,000円
H6800BM 598,000円
スチームオーブン
庫内容量:48L
DGC6800 840,000円

他の外国製オーブンのブランドでは、ガゲナウは60cmと90cmの電気オーブンがそれぞれ1グレード、スチームオーブンも同じく1グレードありますが、レンジ機能付きオーブンは販売しておりません。

AEGは幅60cmの電気オーブンとレンジ機能付きオーブン、スチームオーブンがそれぞれ1グレードずつありますが、幅90cmの電気オーブンの販売はありません。

対して、ミーレでは幅90cmタイプの電気オーブンとスチームオーブンがそれぞれ1グレードですが、幅60cmの電気オーブンが3グレード、レンジ機能付きオーブンが2グレードとバリエーションに富んだラインナップが用意されており、自身のキッチンライフに合わせた製品選びが可能となっています。

また、ミーレの電気オーブンにはステンレスカラー以外にもホワイトカラー(H6461BPのみ)もあるので、キッチンのカラーを統一したい方のニーズにも応えることも出来ます。多くて迷ってしまいますね。

ミーレ オーブンの選び方の判断ポイント

ミーレ オーブンを選ぶ際に重要となる判断ポイントは以下の2点です。

(1)電気オーブン、レンジ機能付きオーブン、スチームオーブンのどれを選ぶか?
(2)電気オーブン(幅60cm)&レンジ機能付きオーブンの場合はどのグレードを選ぶか?

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

(1)電気オーブン、レンジ機能付きオーブン、スチームオーブンのどれを選ぶか?

ミーレのオーブン機器には電気オーブン、レンジ機能付きオーブン、スチームオーブンとありますが、正直、それぞれの違いをはっきりと理解しているかと聞かれると、しっかりと返答するのは難しいのではないでしょうか?

まずは、レンジ機能付きオーブンとスチームオーブンの特徴と電気オーブンとの違いについて、ご説明したいと思います。

レンジ機能付きオーブンの特徴

レンジ機能と電気オーブンの火力を同時に使うことが出来るのが最大の魅力です。オーブンで食材の外から加熱し、同時にレンジ機能で食材の中から加熱することができるため大変効率的で、電気オーブンだけの場合と比べて約30パーセントも調理時間を短縮することができます。特に水分が多い素材を素早く仕上げる事ができます。

しかし、オーブンを使った後には、すぐにレンジ機能を使えないので、電子レンジをよく使う方ははヘルシオなどの市販の電子レンジを別に用意することをお勧めいたします。

スチームオーブンの特徴

スチームオーブンは加熱水蒸気で調理できるので、食感や香りをキープしながら外側がパリッ、中がジューシーに仕上がります。温野菜などはゆでるより全然美味しいと評判ですし、100度以下は蒸し器として使えるなど、とても頼りになる調理機器です。また、他の調理法に比べて食材の栄養素を最大50パーセントも多く残すことが出来るとの実験結果もあります。

ミーレのスチームオーブンは、このスチーム調理はもちろん、本格的なオーブンの機能も有しています。スチーム調理とオーブン調理のコンビネーション調理が可能になっているため、まさにプロレベルの料理の仕上がりを実現する事が出来ます。

温度帯の違い

電気オーブンの温度帯は30度~300度ですが、レンジ機能付きオーブンは30度~250度まで、スチームオーブンについてはオーブン機能の場合は30度~225度、スチーム機能の場合は40度~100度と電気オーブンよりも低くなっています。

料理の際に影響するのはもちろんですが、庫内を400度まで加熱してクリーニングする熱洗浄機能があるのも電気オーブンだけとなります。(一部グレードのみ)

庫内容量の違い

電気オーブンは製品高さが60cmなのに対して、レンジ機能付きオーブンとスチームオーブンは高さが45cmです。そのため、電気オーブンの庫内容量が76Lに対し、レンジ機能付きオーブンは43Lでスチームオーブンは48Lと電気オーブンに比べると少なくなります。

例えば、電子レンジ付きオーブンとスチームオーブンは、高さが45センチの製品しかない為、「シフォンケーキ」などの高さのあるケーキを焼きたい場合などは注意が必要です。反面、電気オーブンは大きい分、庫内の仕上がりのムラが出やすいというデメリットがあります。

以上を踏まえてシンプルにまとめると、次のようになるかと思います。

それぞれ得意とする分野も異なるし、庫内のサイズも変わってくるので「自分が何を作りたいのか」をしっかりイメージして、ライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切ですね。

電気オーブン お菓子・ケーキ・肉など「焼成調理」にこだわりたい方
大きな食材や調理器具が入る余裕ある庫内スペースが必要な方
レンジ機能付きオーブン 効率よく調理がしたい、時短を優先する方
スチームオーブン プロレベルの料理に挑戦したい、味を追求したい方

(2)どのグレードを選べば良いのか?

幅90cmの電気オーブンやスチームオーブンを希望される方は、それぞれ1グレードしかありませんので、迷う必要はありませんが、一番人気の幅60cmの電気オーブンには3つのグレード、2番目に人気のあるレンジ機能付きオーブンには2つのグレードがありますので、まずはそれぞれの選択肢と価格差を把握しましょう。

幅60cmの電気オーブンの全機種 ※定価(税別)

梅グレード H6260B 378,000円
竹グレード H6461BP 498,000円 ※12万の増額
松グレード H6860BP 750,000円 ※42.3万の増額

梅グレード(H6260B)と竹グレード(H6461BP)の違い

さて、この12万円(税別)の価格差に対して、いったいどんな点が違うのか?をご説明させていただきます。

大きな違いのポイントは以下の4点になります。

(1)コントロールパネルがつまみ式かタッチパネル式の違い
(2)使用プログラムの追加(自動プログラムとユーザープログラム)
(3)熱洗浄機能の有無(400度の熱洗浄モード)
(4)エアクリーンカタライザー(臭い取り機能)の有無

梅と竹の違いのうちでも、(1)のコントロールパネルの表示は好みにもよりますが、(2)のプログラム追加(特にユーザープログラムの設定)、(3)の熱洗浄機能の有無、(4)エアクリーンカタライザー(臭い取り機能)の有無に12万円を出せるかどうかでの判断になりそうです。

なお、ブリリアントホワイトはH6461BPのみの取り扱いになっていますので、ホワイトカラーにしたい場合は竹グレードのH6461BPの一択になります。

(2)使用プログラムの追加(自動プログラムとユーザープログラム)

特にユーザープログラムを利用するかどうかがポイントとなります。

竹グレードでは最大20のユーザープログラムを作ることができ、それぞれ調理機能、温度、期間を個別に設定することができます。これにより、作る頻度の高い料理に対するユーザー設定プログラムを、ボタン1つで呼び出すことができます。また、調理がうまくいったときの設定をプログラム登録しておけば、今後そのプログラムをボタン1つで実行できます。

(3)熱洗浄機能の有無(400度の熱洗浄モード)

熱洗浄機能とは庫内を400度まで加熱し、オーブン内にこびりついた汚れを熱分解して灰にしてしまう機能です。これで庫内をこすったり研磨剤を使ったりする必要はありません。熱洗浄機能によってできた灰は、オーブン庫内の表面から簡単にきれいに取り除くことができます。

同時に400度の高温に耐えるためにドアガラスが3枚から4枚になります。断熱性能が高くなるのはメリットですが、ドアを取り外して丸洗いする際に重くなってしまう事がデメリットになります。

(4)エアクリーンカタライザー(臭い取り機能)の有無

エアクリーンカタライザー(臭い取り機能)は、蒸気から油分とにおいを大幅に減らし、周りのキャビネットや壁などに臭いが沈着するのを防いでくれます。また、調理中のにおいが大幅に軽減されます。

竹グレード(H6461BP)と松グレード(H6860BP)の違い

さて、この42.3万円(税別)の価格差に対して、いったいどんな点が違うのか?をご説明させていただきます。

大きな違いのポイントは以下の4点になります。

(1)コントロールパネルがタッチパネル式(5度刻み)かMタッチ(1度刻み)の違い
(2)使用プログラムの追加(サバトプログラム、上部加熱、エコノミーグリル)
(3)エアクリーンカタライザー(臭い取り機能)が兼用か専用かの違い
(4)フレキシクリップ引出式レールの有無

(1)の「Mタッチ」とは、いわゆるスマートフォン操作をイメージして頂ければ分かりやすいかと思います。タッチスクリーンを指で押すか、指を滑らせるだけで直感的な操作が可能です。また、5度刻みから1度刻みになり、より細やかな温度設定が可能になりますが、そこまで細かく設定する必要があるのかどうか・・・

(2)のプログラム数も標準のプログラムでも十分な機能を持っていると思いますし、(3)はエアクリーンカタライザー(臭い取り機能)が熱洗浄プログラム中に同時におこなえば問題はなさそうですし、(4)のフレキシクリップ引出式レールは食材の出し入れに便利ですが、オプションで購入する事が可能です。

主観的な意見としては、上記の機能に40万円以上を払うのは、あまり現実的ではないと考えています。

レンジ機能付きオーブンの全機種 ※定価(税別)

梅グレード H6400BM 398,000円
竹グレード H6800BM 598,000円 ※20万円の増額

梅グレード(H6400MB)と竹グレード(H6800MB)の違い

さて、この20万円(税別)の価格差に対して、いったいどんな点が違うのか?をご説明させていただきます。

大きな違いのポイントは以下の3点になります。

(1)コントロールパネルがタッチパネル式(5度刻み)かMタッチ(1度刻み)の違い
(2)使用プログラムの追加(自動調理機能、上下加熱など)
(3)フードプローブの有無

梅と竹の違いのうちでも、(1)のコントロールパネルの表示は好みにもよりますし、(2)のプログラム数も標準のプログラムでも十分な機能を持っていることを考えると、(3)のフードプローブに20万円を出せるかどうかでの判断になりそうです。

(3)フードプローブの有無

フードプローブを使用することで、肉や魚の中心温度を常に測定できますので、肉や魚を好みの温度で正確にローストできます。また、残りの調理時間が表示されるので、調理中にずっと近くで待機しなくても良くなります。忙しい方には朗報ですね!

なお、このフードプローブは竹グレード(H6800MB)とスチームオーブンにしか搭載されていません。

以上、ミーレオーブンを選ぶ際のヒントとなれば幸いです。

また、ミーレでは、実際に使用感を試せるオーブンセミナーを定期的に開催しておりますので、検討されている方はぜひ参加される事をお勧めいたします。

 

参考:電気オーブンとガスオーブンの違いは?

電気オーブンのメリットは、なんといっても温度管理が正確なところです。ガスオーブンでは、設定した温度と実際の庫内の温度に開きがあることが多いのですが、電気オーブンは精度の高い温度管理が出来るので料理の焼きムラが抑えられます。

また、ガスを使用するが故にガスオーブンは20年も使うとススなどで汚れてしまい、まるでアンティークのようになってしまいますが、電気オーブンであれば汚れも比較的少なく、長く愛用することが出来ます。

ガスオーブンのメリットは、まずは予熱が早い事があげられます。あとは火力が強いので、美味しく焼き上がるようです。(ガスオーブンを使っている方に聞くと、電気オーブンとは違うらしいです。)

トールキャビネットにビルトインできるガスオーブンは、国内ではベルタゾーニのF680D9という機種しかありません。詳細はこちらをクリックしてください。(ツナシマ商事公式サイト)

 

首都圏限定ですが、機器だけの販売も行っております。見積依頼はコチラからどうぞ!

 
 
 

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