サイドバイサイドのデザインやステンレス製の扉、そして、いつでもクラッシュアイスを出す事ができるウォーターディスペンサーなどアメリカ製の冷蔵庫には魅力がいっぱいあります。
しかし、日本製の冷蔵庫とは勝手が違う部分もたくさんありますので、本記事では、実際に購入を検討するまえにチェックしておいた方がよいポイントを紹介いたします。
【搬入経路】
まずは、搬入経路です。搬入時に必要な寸法については、カタログに記載されていることが多いので、事前に確認してください。薄型であれば65cm~70cmくらい、奥行があるタイプの場合は80cm前後になる場合が多いです。
戸建ての場合は、玄関ドア、室内ドア、廊下など冷蔵庫設置場所に行くまでの経路を確認します。2階設置の場合は、階段が最大の難所になります。もし、階段からの搬入が難しい場合は、クレーンによる吊り上げ作業が必要になります。引越し業者さんには、大型冷蔵庫の吊り上げ作業の経験が豊富な会社もありますので、引越し作業と絡めて料金交渉をすると費用を抑える事ができると思います。
マンションの場合、エレベーターに乗るか?乗らない場合は外階段が使えるかどうか?の確認が必要です。下の画像の外階段はスペース的には十分な広さがありますが、
踊り場が平らになっていない場合は、外階段の利用は難しい事が多いです。一見、大丈夫そうな感じがするのですが、注意が必要です。
【設置場所】
次は実際の設置スペースです。こちらの必要寸法も冷蔵庫のパンフレットに記載がありますので、事前に確認してください。
通常、製品寸法に左右25mmずつ、後ろは50mm程度(給水バルブを背面に設置しない場合)を追加した寸法が必要になりますが、アメリカ製のサイドバイサイドの場合は、扉(ハンドル含む)の厚み、扉を完全に開けるように調整が必要です。
冷蔵庫周りには十分なスペースを取れる様にしてください。
【電源】
冷蔵庫の背面や側面の邪魔にならないところに必要な電源(15Aアース端子付き専用コンセント)が必要です。地域によっては昇圧トランスが必要となる場合もありますので、パンフレットをご確認ください。
【ウォーターディスペンサー用の給水管】
アイスメーカー給水用の準備として、1/2”(15A)ストップバルブ及びボールバルブ止め配管が必要です。場所はメンテナンスの事を考えて、脇にキッチンキャビネットがあれば、その内部に設置するのがお勧めです。(冷蔵庫の背面はお勧めしません。)
【床補強】
製品重量で100kgを超える場合がほとんどです。必要に応じて、床補強が必要になります。
以上となりますが、いかがでしょうか?
条件によっては、別の必要条件が発生する可能性がありますので、ご注意ください。