【決定版】海外製・外国製の輸入冷蔵庫の選び方ガイド(全体把握編)

アメリカやヨーロッパなどの海外メーカーの輸入冷蔵庫を検討されている方のために、目的に合った選び方をいくつかの記事にまとめてみました。どんな選択肢があって、どのように選べば最適な選択ができるのかを分かりやすく説明し、参考になるようにしたいと考えております。(2016年12月現在の情報にて作成)

日本で購入できる海外製の冷蔵庫にはどんな選択肢があるのか?

まずは、日本国内で安心して購入できる外国製の輸入冷蔵庫メーカーには、どんな選択肢があるのか?を確認しましょう。昨年公開した以下の記事が参考になると思いますが、ミーレの冷蔵庫が販売中止になるなど、若干の変更があります。

海外の冷蔵庫は日本製の冷蔵庫に比べて耐用年数が長く、パーツの供給やアフターメンテナンス体制の事を考えると、安心して購入するためには、実績や歴史のある輸入代理店での取り扱いが重要なポイントです。その点では、上記の記事で紹介した海外メーカーの冷蔵庫は十分に合格点だと思われます。

大きく分けて、アメリカを中心とした北米ブランドかドイツを中心としたヨーロッパブランドのいずれかになります。

北米(アメリカ・メキシコ)ブランドの冷蔵庫メーカーと参考価格

アメリカ冷蔵庫の特徴は何と言っても、アイスディスペンサー(アイスクラッシャー)がビルトインされている事だと思います。また、デザイン的にもステンレスやホワイトのサイドバイサイドで、ボリューム感のあるスタイルが人気です。

バイキング社を除いては、他の3ブランドは製品構成や価格帯はほとんど変わりません。(アマナはワールプールのグループ企業です。)あとは製品のディティールや輸入販売代理店の方向性、そして実際の販売価格(定価ではない実勢価格)で若干の違いがありますので、その違いで判断していただくことになります。

実勢価格については、コチラからお申し込みください。

マーべ(GE) 55万円~70万円
ワールプール 60万円~75万円
アマナ 60万円~100万円
バイキング 150万円以上

 

ヨーロッパ(ドイツ・スウェーデン)ブランドの冷蔵庫メーカーと参考価格

ヨーロッパ冷蔵庫については、シンプルでスタイリッシュなデザインや高級感のある素材感が特徴だと言えます。また、キッチンキャビネット内にビルトイン出来る冷蔵庫もあります。

価格帯については、リーズナブルなアーエーゲー、ミドルクラスのアスコとリープヘル、ハイエンドのガゲナウに分かれます。アーエーゲーとガゲナウについてはビルトイン式の冷蔵庫のみの販売となっています。

アーエーゲー 40万円 ※2台並列は80万円
アスコ 50万円 ※2台並列は100万円
リープヘル 60万円~125万円
ガゲナウ 150万円以上

 

以上、日本で安心して購入できる海外製の輸入冷蔵庫メーカー8社を紹介しました。

参考価格を見ていただくと分かりますが、外国製の冷蔵庫は日本製の冷蔵庫と比べてかなり高額になります。さらに言うと、日本製の冷蔵庫の方が細かい気配りがされていて機能性も高いと思いますし、省エネ性も高くランニングコストも低く抑えられるはずです。

それでも、海外の冷蔵庫の購入を検討される方は意外に少なくありませんが、それは海外メーカーの冷蔵庫には、国産メーカーの冷蔵庫には無い魅力があるからに他なりません。

海外製の輸入冷蔵庫を選ぶ3つの理由・目的とは?

私の今までの経験から言うと、外国製の輸入冷蔵庫を選ぶ理由・目的は、ほとんどの場合、以下の3つのどれかになります。それぞれの3つのケース毎に機種の選択肢が変わってきますので、まずは、海外製の輸入冷蔵庫を選ぶ理由・目的を明確にしましょう。

ディスペンサー(アイスディスペンサー)が内蔵された冷蔵庫

いつでも好きな時に前面からクラッシュアイスや氷水を取り出す事が出来るディスペンサー(アイスクラッシャー、ウォーターサーバー)が内蔵されている冷蔵庫を目的として選ばれています。

基本的にはワールプール、マーべ、アマナのアメリカ系メーカーの冷蔵庫での比較・選択となります。機種ごとの選択については、以下の記事でご紹介いたします。

 

ステンレス扉やサイドバイサイドのおしゃれなデザイン冷蔵庫

最近では日本製でもスタイリッシュでおしゃれな冷蔵庫が販売されるようになりましたが、それでも海外のステンレス扉やサイドバイサイドの冷蔵庫のデザインとは、全く別物です。

ボリュームがありながらも愛嬌も感じられるアメリカメーカーの冷蔵庫、シンプルなデザインの中にもキリリとした高級感が感じられるヨーロッパメーカーの冷蔵庫での比較・選択となります。機種ごとの選択については、以下の記事でご紹介いたします。

 

キャビネットに冷蔵庫をビルトインして、外から見えないようにしたい

上記の2つほどは多くはありませんが、キッチンキャビネット内に冷蔵庫をビルトインして、扉をキッチンと同じ扉を取り付ける事によって、ぱっと見て冷蔵庫がどこにあるか分からないようにしたいといる目的の方がいらっしゃいます。オーダーキッチン屋や家具屋さんの協力が必要になりますが、キッチン空間の生活感が一気に少なくなります。

メーカーとしては、アーエーゲー、ガゲナウ、そしてリープヘルの3社での比較・選択となります。機種ごとの選択については、以下の記事でご紹介いたします。

海外メーカーの冷蔵庫で良く質問される3つの不安点

海外メーカーの冷蔵庫を検討される場合に、懸念材料としてよく聞かれる質問があります。おそらく、一昔前の情報がインプットされており、そのような不安を感じるのかもしれませんが、実情を知ると、そこまで心配する事ではないと言えます。

電気代がものすごく高くなってしまうのでは?

国産の冷蔵庫でも10年前の機種に比べると、現在の機種はかなり省エネ効率が良くなっており、家電量販店に行くと大きなPOPに年間何万円の削減!などがデカデカと書かれています。海外の冷蔵庫も同じように技術革新が進んでおりまして、特にヨーロッパのブランドでは省エネ技術の向上には大変、力をいれております。

現在、日本メーカーの600リットル以上の冷蔵庫の年間消費量の平均は大体250kWh/年くらいになります。それに対して、同じく600リットル以上のヨーロッパ製の冷蔵庫の場合は450~550kWh/年程度、アメリカ製の場合は550~650kWh/年程度になります。

数値的には倍以上の違いになりますが、金額的な違いとしては、ヨーロッパ製の場合で5,200円~7,800円/年間、アメリカ製の場合で7,800円~10,400円/年間の差額となります。(※1kWhあたりの電力量料金は、東京電力の従量電灯Bの2段階料金の26.00円で計算)

月に直せば450円~850円/月ですので、得られるメリットから考えると十分の許容できる範囲なのではないかと思います。

 

故障した時の対応、アフターメンテナンスは大丈夫か?

海外のメーカーの事情で日本での取り扱い中止を余儀なくされる事もありますし、日本の輸入総販売代理店が撤退や事業停止という可能性は常にリスクとしてあります。しかし、もし、そうなった場合でも、これまでの歴史を振り返ると、パーツの供給は続けられる事や別の会社がアフターメンテナンス事業を継続するケースも少なくありませんので、何らかの対応は受けられる可能性は高いと思います。

当サイトでご紹介している海外ブランドについては、これまでも長く続けてこられている歴史のある企業様ばかりですので、トラブルが起こる可能性は少ないと考えていますが、もちろん100%ではありませんので、十分な注意が必要です。

 

こまめに霜取りをしなければならないのでは?

次に良く聞かれるのは、冷凍庫の霜取りについてです。現在では、アーエーゲーの1機種を除いて、全て自動で霜取りをしてくれますので、わざわざ電源を切って手動で霜取りをする必要はありません。

輸入冷蔵庫を検討する際に注意しなければならない3つのポイント

搬入経路に問題ないか?

設置スペースについては、機種選定の段階で、十分に気を付けて検討されますが、搬入経路についても十分に検討が必要です。特に海外の冷蔵庫はサイズが大きいケースが多いので、日本製と同じ感覚では後でトラブルになる可能性があります。

カタログを見ると、最小搬入必要寸法などが記載されているケースがありますが、階段の上り下りや踊り場の形状などで搬入の可否が変わりますし、場合によっては分割やクレーン利用などの対策が必要です。

搬入作業にはいろんなノウハウが必要です。本サイトでご紹介している海外ブランドであれば、経験が豊富な実務部隊が必ずおりますので、正式に購入する前に必ず現場を見てもらうようにしましょう。

 

製品以外の追加費用・コストが掛かる場合が多い

海外製の冷蔵庫の場合、製品以外にも多くの追加費用が掛かります。輸送費や搬入費用は、日本製の冷蔵庫でも同様に掛かりますが、上述したように特殊なノウハウが必要になりますので、割高になるケースが多いです。

機種によりますが、ディスペンサーやアイスメーカー用の給水管や床補強、冷蔵庫用のドア材など想定外の費用が掛かってしまいますので、事前に把握することが重要です。

また、もし故障した場合の修理コストや冷蔵庫を交換する費用も日本製の冷蔵庫よりも余計に掛かると考えていた方が間違いはありません。しかし、海外の冷蔵庫は耐久性があり、長くご利用いただける場合がありますので、長い目で見ると意外に割安に感じられるかもしれません。

 

日本製の冷蔵庫とは仕様が違う事が多い

国産メーカーの冷蔵庫には、除菌と脱臭ができる「プラズマクラスターイオン」やチルドやパーシャル、急速冷凍等の保存機能など、海外製では一部の高級冷蔵庫でも備わっていないような使い勝手の良い機能が標準で備わっていたりします。海外製ではアイスメーカーが付いていない機種もあり、日本製と同じ仕様だと考えていると後で困る事になります。

また、庫内の棚割りも非常にざっくり(特にアメリカ製)しており、同じ庫内容量でも細かく区割りされている日本製の冷蔵庫と比べて、食品が入れられません。日本人向けに考え抜かれた収納力には到底かないません。

国産メーカーの冷蔵庫との比較は無意味かもしれません。

あくまでも私の考えですが、海外の輸入冷蔵庫と国産の冷蔵庫の比較には、あまり意味は無いと思います。迷うくらいであれば、国産メーカーの冷蔵庫を選んでおいた方がお勧めです。上述したように機能面や細かい使いやすさの部分では、日本製は大変優れていますし、最近では、スタイリッシュなデザインの機種も多くなってきました。

今では、日本製でも700リットルを超える機種もありますので、大容量を求めている方でも無理やり外国製を選ぶ必要もありません。日立のR-X7300Fであれば730リットルに対して、実勢価格が230,000円(税抜き)ですので、1リットル当たりのコストは315円となり、圧倒的に日本製の冷蔵庫の方がコストパフォーマンスが高いです。
(ちなみにアメリカ製の場合1,000円/リットル、ヨーロッパ製の場合は約1,500円/リットル位になります。)

以上、本記事では海外製冷蔵庫の良くない部分ばかりをクローズアップしたようになってしまいましたが、多少、イケてないところもあるけれど、それでも海外製冷蔵庫が欲しい!と、国産冷蔵庫には無い魅力を感じていただける方に、ぜひ検討していただければと思います。


首都圏限定ですが、機器だけの販売も行っております。
見積依頼はコチラからどうぞ!

 
 
 

関連記事

  1. 国内で販売している海外製の輸入冷蔵庫を一覧にしました。(アメリカ、ヨー…

  2. 海外の冷蔵庫をおしゃれにビルトインした事例紹介

  3. アイスディスペンサーが内蔵されたアメリカ製冷蔵庫の選び方

  4. 【施工報告】ワールプール冷蔵庫(wrs571cidm)搬入レポート

  5. ステンレス扉やサイドバイサイドがおしゃれな海外の冷蔵庫をまとめてみまし…

  6. 海外製・輸入製のようなデザイン冷蔵庫は国内には無いのか?

  7. キッチンキャビネットにビルトインできる高級冷蔵庫の選び方

  8. アメリカ製の冷蔵庫を購入する前に必ずチェックしておきたい5つの準備

過去の記事

最近の記事

施工例(ユーロキッチンズ)

おすすめ記事