【31】Ⅱ型キッチン エレガントモダン扉(白)

輸入住宅のリフォームに設置させて頂いたエレガントなオーダーキッチンを紹介いたします。

下がり壁の形状やクラウンモールディングなど、元々しっかりデザインされていたインテリア空間でしたが、キッチンの収納力を増やしたいという事で、元々ダイニングだった部分も全部キッチンスペースとしてレイアウトを検討しました。(和室を無くして、リビング・ダイニングスペースを広げました。)

元々、キッチンは窓側に設置されており、奥からガスコンロ、横長の窓付近にはシンクがレイアウトされていましたが、窓側は全て背面収納に変更しました。キッチンは大胆に移動し、ダイニングに向かってオープンなペニンシュラキッチンとしました。

キッチンは長さ290cmで、ガスコンロや食洗機、シンク、4段引き出しが並んでいます。コンロ前は袖壁になっており、ダイニング側からは隠れて見えません。

ダイニングから見える部分は長さ約160mで、カウンターの奥行きは90cmになっています。ダイニング側からは奥行きの狭い収納として使う事が出来ます。

背面収納の天井まである部分(トールキャビネット)は長さ320cmもあり、キッチンで使用する調理器具や食器、調理家電はは全てここに収納されます。既存の窓をそのまま残すために、窓部分はカウンターとしてレイアウトしました。(窓を無くしてしまう案もありましたが)

背面収納の延長線上に作業テーブルを設けました。電話機やパソコン、プリンターなどをが置かれ、家事だけではなく、家族のユーティリティースペースとしても活用できます。

余裕のある通路スペースです。画像では見えませんが、向こう側には冷蔵庫、そして洗濯機が設置されており、効率的な家事動線になっています。

特殊なレイアウトになっていますが、元々あった下がり天井や窓等をそのまま生かしながら、うまく融合できたと思います。サイズ的にもちょうど良いバランスになりました。

扉材はシンプルな框形状で少しグレーが入ったホワイト(DN-93)の5分つやで塗装しました。取っ手は奥様が特にこだわりたいポイントでした。シルバー系かゴールド系かで悩まれましたが、最終的にはゴールド系になりました。

弊社が用意したハンドルには、イメージに近いデザインが無かったため、K様が見つけてきた海外製の取っ手を使用しました。(T様は以前、海外にお住まいでした。)

ツマミもT様にご用意いただいたものです。

吊戸棚上部はモールディングで飾り付けをしています。

シンクはカラーステンレスシンク(COMO-C8)のホワイト、水栓はTOTOのタッチ水栓(TKN34PBTN)、浄水器はT様がご用意されたゼンケン社の浄水器が取り付けられています。

クォーツ天板はサイルストーンのダリアです。高級感のあるベージュ系の石柄は、全体の雰囲気にとても良く合っています。

背面収納と作業テーブルの天板には、コストパフォーマンスを重視してポストフォーム(ホワイト)を採用しました。リーズナブルですが、耐久性が高くお勧めの素材です。

食洗機はパナソニックの深型45mタイプ(NP-45MD7W)です。キッチンの扉と同じデザインのドア材を取り付けています。

レンジフードは富士工業製(ADR-3A-9017)のホワイト、ガスコンロはノーリツのプログレ(シャンパンゴールド)をお選びいただきました。コンロ前は定番のサブウェイタイルです。

ガスオーブンは同じくノーリツのレンジ機能無しの48Lタイプ(NDR514CST)です。

こちらは、もともと和室だったところをリビングにリフォームした画像です。電気暖炉の両脇はキッチンと同じ収納キャビネットを埋め込む形でデザインしました。

アイボリーの電気暖炉は、床のタイルや暖炉裏のエコカラットと良く合っています。間接照明も良い雰囲気ですね。

ハンドルはヨーロッパ製の少しくすんだシルバーのデザインにしました。

今回は住みながらのリフォームであることに加え、特殊なキッチンレイアウトだったので、正直少し心配な部分もありました。

しかし、信頼のできるリフォーム会社とのコラボレーションだったので、特に問題なく工事が完了し、K様にも大変喜んでいただけました。ありがとうございます!

 
 
 

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