キッチンカウンター(天板)の選び方

キッチン全体のイメージや高級感に大きく影響するのがキッチンカウンター(天板)です。
レイアウトによっては、扉材よりカウンターが目立ってしまう場合がありますので、とても重要なパーツです。

もちろん、普段は料理をするための調理スペースとして、活躍する部分ですので、
汚れや傷付きにくさなどの機能性も考慮しなければなりません。

オーダーキッチンでカウンターの選択肢としては、

1.ステンレス
2.人工大理石(人造大理石)
3.天然石(御影石・大理石)
4.クォーツエンジニアリングストーン

以上の4つが主流になります。

その他にタイルを貼ったり、木製やメラミン樹脂カウンターを設置することもありますが、
最近では少なくなっておりので、ここでは割愛します。

 

カウンターを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。

a.色合い・柄の種類
b.質感
c.汚れにくさ、傷つきにくさ
d.取り扱いしやすさ(硬さ)
e.継ぎ目・シンクとの接合
f.そして、価格

どの項目を優先するかによって、最適な選択は変わってきます。

 

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

【ステンレス】

昔ながらのステンレスではなくて、最近ではモダンでソリッドな雰囲気の
ヘアライン仕上げが人気があります。

多少気をつけてあげないと傷がついてしまう可能性もありますが、
硬すぎることも無いので、使いやすい素材です。

キッチンのレイアウトに合わせて製作しますので、継ぎ目も無く、
ステンレスシンクとの接合もシームレスになります。

価格については、ステンレスの厚みや仕上げによって、大きく変わりますが、
どちらかと言えば、リーズナブルな部類に入るでしょう。

ステンレス

【人工大理石天板(人造大理石天板)】

国産のシステムキッチンメーカーのショールームにたくさん展示されており、
現在の日本のキッチンの主流と言っても良いでしょう。

人気のホワイトを中心にたくさんの色がありますし、石目調、砂目調など柄も
いろんな種類があります。素材は樹脂なので、質感はあまり高いとはいえませんが、
硬くはありませんし、食器の取り扱いは楽です。
ただし、耐熱性はあまり高くありませんので、注意が必要です。

人工大理石のシンクを選択すれば、カウンターとシンクはシームレス(接合溝無し)に
なりますので、シンクのとの接合部を気にされる方はお勧めです。

また、L型キッチンやコノ字型キッチンの場合でも、その継ぎ目を磨くことで、
一枚のカウンターに見せることが出来るので、全体的に綺麗に仕上がります。

人工大理石とひと言で言っても、厳密に言えば、
(1)アクリル系と(2)ポリエステル系の2種類に分かれます。

アクリル系の方が高価ですが、耐久性が高く、傷にも強いので、お勧めしています。
メーカーでは、デュポン社のカウンターが高品質で評判が高いです。

国産システムキッチンメーカーでは、人工大理石をウリにしているヤマハさんは
アクリル100%の人工大理石を使用しておりますが、他メーカーはそれぞれ違いますので、
気になる方は確認してみると良いと思います。

人工大理石

【天然石(御影石・大理石)】

アメリカのキッチンには多く使われており、そのデザインや高級感で、日本でも
根強い人気があるカウンター素材です。

ただし、いろいろ注意点もありますので、採用される前にぜひ知っておいていただきたいです。

まず、その高級感のあるマーブル模様が人気の大理石ですが、
はっきり申し上げて、キッチンの天板には向いていません。
(いつも反対してます。)

なぜかと言いますと、石の性質上、割れが多く、吸水率が高いため、水が染み込みやすい、
つまり、汚れやすいと言う欠点があるからです。

ですので、どうしても天然石にこだわりたいと言う方は、
大理石ではなく御影石をお勧めしています。

御影石も水を吸い込みますが、大理石と比べるとかなり少ない(石種によって違う)ので、
まだマシです。特に汚れが目立ちにくい、濃い目の石種の方が人気がありますね。

その他の欠点としては、
・硬い(食器が割れやすい)
・重い(搬入が大変(笑))
・シンクとはシームレスにならない
・レイアウトによっては継ぎ目が入る(大きな一枚ものが少ない)など、いろいろあります。

価格も一時期に比べれば、大分安くなってきており、手の届く価格にはなっておりますが、
ステンレスや人工大理石と比べると、割高になります。

このように、いろいろ欠点があるのですが、やはり、高級感のある質感やデザインに
魅了された方がこれらのデメリットに目をつぶっても採用したいと方もいらっしゃいます。

大理石

御影石

【クォーツエンジニアリングストーン】

最後に紹介するのが、クォーツエンジニアリングストーンです。
上述した3つよりも新しいカウンター素材になりますが、私としては一番お勧めできるカウンター素材になります。

初めて輸入されてから、それなりに年月は経過しているのですが、高価格のため
高級キッチンでしか使えずに、しばらくの間、ほとんど普及していませんでした。

ここ数年、やはり高価格ではあるのですが、流通ルートによっては、比較的安価に
入手できるようになり、お客様に提案しても、選んでもらえるようになりました。
施工例を見てもらっても分かるように、私のお客様の8割以上がクォーツを採用されております。

天然のクォーツ(水晶・石英)93%と樹脂等を混合して、作られた人工物になるのですが、
それゆえに、天然石の質感と人工大理石の良さを兼ね備えた素材になりました。

つまり、天然石と同様の質感と汚れにくさ。取り扱いのしやすさが両立することが出来たのです。
(いいとこ取りですね。)
その他にも、耐熱性が高いとか、傷がつきにくいとかメリットはたくさんあります。

欠点としては、天然石と同じように硬めなので、食器の取り扱いには注意が必要なことや
シンクとの接合がシームレスにならない、L型キッチンやコノ字型キッチンの場合は、
継ぎ目が出来てしまうことが上げられます。

アメリカやドイツでも、クォーツはとても人気がありますので、
日本でもこれからどんどん普及していくといいなと思っています。
(今は高級オーダーキッチンや輸入キッチンブランドがメインなので)

色や柄もたくさんありますので、別の記事で紹介したいと思います。

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