ミーレ食器洗浄機の運転時間を他社製品(海外製&パナソニック)と比較してみました。

食洗機導入にあたって、やはり重要なポイントとなるのは「運転時間」かと思います。特に、日本の食生活では毎回の食事ごとに一度食器を洗ってしまうというのが、まだまだ一般的な感覚なのではないでしょうか。そうすると、出来るだけ運転時間を短縮したいところですよね。

そのような背景もあって、国産の食洗機では運転時間が短めに作られているのに対し、大量の食器を一日の終わりにまとめて洗うことが一般的な海外製の食洗機は、運転時間が長めであるという印象があります。

では、実際にはどうでしょうか?

そこで、ユーロキッチンズでも取り扱うことの多いミーレの食洗機の運転時間を最初にまとめてみて、他の海外メーカーの食器洗浄機だけではなく、国産(パナソニック)の食洗機とも比較してみましたので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

※ご紹介した運転時間は、各メーカーが提示している「目安」のもの(平成28年6月時点での調査)で、使用する水温や、外気温、また食洗機のグレードによって誤差がある場合もありますので、あくまで参考に留めていただけたらとは思います。

ミーレの食器洗浄機の運転時間について

ミーレの洗浄プログラム

ミーレの食洗機には、グレード間での違いもありますが、実に13もの洗浄プログラムがあります。今回は、通常よく使うだろうと思われる以下のプログラムで比較することにします。

・エコ:様々な食器類を使用水量、消費電力を抑えて洗浄
・センサーウォッシュ:汚れのレベルをセンサーが検知、最適な水量、電力、時間に調節して洗浄する効率的なプログラム
・ノーマル:55度の水温で、様々な食器の汚れをしっかり洗浄
・インテンシブ:75度の水温で、頑固な汚れや鍋などのこびりついた汚れもしっかり洗浄
・ジェントル:デリケートな食器や、軽い汚れに適した洗浄
・クイックウォッシュ:軽い汚れを素早く洗浄

上記のような洗浄プログラムが揃っておりますが、実際に使う場面となれば、以下のような感じで使い分けるのではないでしょうか。

『普通に汚れている。でも出来ればエコに、出来るだけ時間もかけずに洗ってもらえば・・』
→エコ・センサーウォッシュ

『普通の汚れ。でもちょっと汚れがひどいものもあるし、エコとか気にしないで しっかり洗ったほうがいいかな・・』
→ノーマル

『かなり酷い汚れだから、洗浄力が最優先!』
→インテンシブ

『少し使っただけの食器や、油を使ってない料理の後だから、さっと洗ってほしいなぁ』
→クイックウォッシュ

『お客様のおもてなし中なので、とにかく早く洗ってほしい!時間最優先!』
→クイックウォッシュ

『デリケートなグラスも一緒に・・』
→ジェントル

ミーレ食洗機の運転時間の目安

では、それぞれのプログラムの場合、運転時間目安はどうでしょう。(ミーレの取り扱い説明書より)
※運転時間の幅は、使用する水温や、外気温など、環境により左右される分です。

エコ:189分~199分
センサーウォッシュ:80分~165分
ノーマル:107分~119分
インテンシブ:160分~174分
ジェントル:102分~113
クイック:35分~46分

ちょっと意外なのがエコプラグラムですね。イメージしていたよりも時間が掛かるようです。エコと言っても、時間短縮するのではなく、水量と電力を抑えることに重きをおいているプログラムだからでしょうか。

実際、エコプログラムの消費水量は全プログラムの中で最も少ない9.7リットルとなっています。(グレードによっても若干左右されます)反対に、時間はどちらかというと他のプログラムよりもかかってしまうようですね。

さて、センサーウォッシュですが、こちらはプログラムの性質上、汚れ具合によって時間も大幅に変わります。軽い汚れだった場合は80分と短めですが、汚れが多くなると、案外と時間が掛かるプログラムのようです。

水量や電力、時間を効率的に・・とはいっても、結局汚れが酷い場合は、結果的にはノーマルやインテンシブプログラムよりも水量も電力も時間もかかってしまう形になります。『ある程度、汚れているな~』と感じた時には、潔くノーマルかインテンシブを選択した方が良いかもしれません。

ノーマルとインテンシブは分かりやすいですね。汚れ具合にかかわらず、毎回一定の時間がかかります。

ジェントルとクイックですが、同じ軽い汚れのためのプログラムでも、デリケートな洗浄を求められるジェントルは、やはり時間も多くかかります。クイックは、かなり時間が短縮出来ており急いでいる時には重宝しそうです。水量と電力も、他プログラムに比べて少なくなっていて、急がせても、余計な電力や水量を使用しないのは嬉しいポイントですね。

プログラムオプションのショート機能とは?

また、ミーレの食洗機にはプログラムオプションとして、「ショート機能」があります。この機能を使うことで、運転時間を30%カット出来ます!・・・が、こちらは、その分電力と水量が通常よりも余計に掛かってしまいますので、ご注意ください。とはいえ、30%もの運転時間をカットしてくれる機能を活用しないテはありません。

具体的に、各洗浄プログラムごとに ショート機能を使った場合に、どの位時間が短縮されるのか、ミーレへ問い合わせてみました。結果は以下のとおりです。

エコ:187分→108分
センサーウォッシュ:133分→91分
ノーマル55:146分→129分
インテンシブ:183分→122分
ジェントル;132分→88分
クイック:53分→39分

上記のデータは、ミーレが国内ショールームのモデル機器を使って、実際にそれぞれの洗浄プログラムでショート機能を試した時の結果をまとめたものだそうです。前述のプログラムごとの目安時間は、本社のあるドイツにて得られたデータを元にしているので、若干ズレがありますね。

プログラムごとに短縮された時間の割合には差が出てきますが、エコプログラムではなんと40%以上もの時間短縮につながっています。もともとが 結構時間のかかるものなので、30%カットでもかなり大きな違いに感じられますね!
なお、ミーレの食洗機には、全ての機種にこちらの「ショート機能」が採用されています。

以上、ミーレのプログラム間での運転時間比較でした。

他の海外メーカーの食器洗浄機の運転時間について

それでは、他の海外メーカーの食洗機と比較した場合はどうでしょう。上記に挙げた洗浄プログラムと同等のプログラム同士で比べてみました。

ガゲナウ食洗機の運転時間の目安

ガゲナウの場合、運転時間目安はどうでしょう。(取り扱い説明書より)
※運転時間の幅は、使用する水温や、外気温など、環境により左右される分です。

エコ50:195分
オートプログラム45~65(ミーレのノーマルに相当):90分~160分
オートプログラム65~75(ミーレのインテンシブに相当):100分~135分
オートプログラム35~45(ミーレのジェントルに相当):65分~80分
クイック:29分

全体的に、ミーレよりも運転時間は短めになっていますね。電力・水量を比べても、ミーレと比べて特に大きな差はありませんでしたが、クイックプログラムが29分で済むというのは、大きな強みポイントですね。

さらに、「ターボ機能」を使うことで、運転時間を全自動プログラムで最大28%、エコプログラムでは最大58%の短縮が可能になり、より時短効果が得られそうです。

アスコ食洗機の運転時間の目安

アスコの場合、運転時間目安はどうでしょう。(取り扱い説明書より)
※運転時間の幅は、使用する水温や、外気温など、環境により左右される分です。

エコ洗浄:225分
自動洗浄(ミーレのセンサーウォッシュに相当):130分~170分
通常洗浄(ミーレのノーマルに相当):170分
強力洗浄(ミーレのインテンシブに相当):195分
デリケート洗浄(ミーレのジェントルに相当):110分
クイック洗浄:20分

その他にも、少し軽い汚れに適した日常洗浄(145分)などといったプログラムもありますが、ここでは割愛させていただきます。

また、アスコの食洗機の上位機種には「時間洗浄プログラム」というものがあり、15分~3時間の間でユーザーが設定する事ができる洗浄プログラムがあります。使い慣れていけば、汚れ具合によって自分で判断して時間を指定できるというのは便利かもしれませんね。

アスコの食洗機の運転時間を、ミーレと比較すると、通常(ノーマル)洗浄と、強力(インテンシブ)洗浄においては、アスコの方が運転時間は多くなっています。さらに電力と水量もミーレに比べて多くなってしまうようです。(例えば、水量は1回当たりの量が3リットルほど多くなります。)

しかしながら、クイック洗浄は、運転時間20分と圧倒的に時間が短くなっています。これだけ時間が短縮されるにもかかわらず、使用電力や水量はミーレよりも少し少なくなるので、「とにかく時間を重要視します!」という方には魅力的なプログラムと言えますが、軽い汚れの時に適した洗浄プログラムですので、使用するタイミングには注意が必要です。

AEG食洗機の運転時間の目安

AEGの場合、運転時間目安はどうでしょう。(取り扱い説明書より)
※運転時間の幅は、使用する水温や、外気温など、環境により左右される分です。

省エネ洗浄:225分
自動洗浄(ミーレのセンサーウォッシュに相当):40~150分
プロゾーン(ミーレのノーマルに相当):139~149分
強力洗浄(ミーレのインテンシブに相当):154~164分
グラス洗浄(ミーレのジェントルに相当):75~85分

他にも、60分洗浄と、30分洗浄プログラム(ミーレのクイック洗浄に相当?)がありますが、ここでは割愛させていただきます。また、オプションとして「タイムセーバー」という機能があり、全ての洗浄プログラムの運転時間が半分にしてくれる効果がありますが、その分、洗浄が雑になってしまうという事ですので、使いどころが難しい機能と言えます。

プログラムによって、ミーレよりも時間がかかるものもあれば、少ないものもあり、概して大差は無いといったところでしょうか。水量・電力使用量も、ミーレとはあまり変わりがありません。

以上、海外メーカー間での比較でした。

国産メーカーの食器洗浄機の運転時間について

それでは、今度は国内メーカーとの比較をしてみます。国内メーカーは、海外メーカーよりも時間が短いというイメージがありましたが、実際にはどうなのか気になるところです。

パナソニック食洗機の運転時間の目安

パナソニックの場合、運転時間目安はどうでしょう。(取り扱い説明書より)
※運転時間の幅は、使用する水温や、外気温など、環境により左右される分です。

節電(ミーレのエコに相当):193~198分
標準(ミーレのノーマルに相当):92~97分
強力(ミーレのインテンシブに相当):175~180分
スピーディ(ミーレのクイックに相当):28分

なお、デリケートな食器などを洗うのに適した「ジェントル」のような洗浄プログラムはありません。プログラムのラインナップも、かなりシンプルです。

さて、比べてみますと、スピーディではパナソニックの方がより運転時間が短いものの、今までのイメージとは裏腹に、他プログラムではあまり大差がないという結果になりました。

海外製の食洗機も、どんどんと新モデルが登場するたびに運転時間も改良され短縮されていっています。「乾燥力」や「価格」・「デザイン」など、色々な要素が食洗機のメーカー選びのポイントとなるかとは思いますが、国産と海外製において、少なくとも「運転時間」に関しては、最近ではあまり大差ない、と言えそうです。

食器洗浄機の運転時間についてのまとめ

以上、全体を簡単にまとめますと・・・

(1)ミーレの食洗機には洗浄プログラムが色々あるけれど、運転時間のことだけを考えるとノーマルやインテンシブなどがかえって時短効果が得られることもある。

(2)海外メーカー同士での比較では、ミーレとAEGでは大差はなく、ガゲナウがやや運転時間が短い傾向がある。アスコは、スーパークイック機能は他メーカーよりもかなり運転時間が短いが、他のプログラムでは反対に運転時間が多くなってしまう。

(3)国内産と海外製では、今ではもう運転時間に大差はなくなっている。

以上、ミーレの食洗機を中心に、海外メーカー及び国内メーカーの食洗機の運転時間についての比較でした。皆様の食洗機選びにおいて、何かヒントとなれば嬉しい限りです!

 
 
 

関連記事

  1. 食器洗浄機の選び方と参考価格

  2. 【45cm】ミーレ食洗機のグレードごとの違いと価格差【2017年8月版…

  3. 海外製(ミーレやガゲナウ)の食洗機の乾燥力をアップさせる3つの方法とは…

  4. ガゲナウの食洗機はモデルチェンジで何が変わったのか?

  5. 【2017年7月新発売】ミーレ食洗機G6000EcoFlexシリーズは…

  6. 【2017年4月】ガゲナウ食洗機にゼオライトテクノロジーが搭載されまし…

  7. 【2019年10月最新版】ミーレ 食洗機の選び方&グレード毎の違いをま…

  8. 海外製の輸入食器洗浄機(幅60cm)をまとめてみました。【2017年8…

過去の記事

最近の記事

施工例(ユーロキッチンズ)

おすすめ記事