2020年3月3日追記 ※120周年記念モデルが在庫完売のため、販売終了となりました。
2017年2月にミーレ設立25周年を記念して、限定モデル食洗機G4920SCiが発売されました。
25周年記念モデルの一番の売りは、何といっても驚きの250,000円(税別)という価格設定。この価格であれば、一般的に高価と思われがちなミーレの食洗機ですが、少し敷居が下がったように感じていただけると思います。
そうは言っても、安くなるのであれば、その分何かデメリットがあるのではないか?機能的に不足している部分があるのではないか?と心配される方も多いのではないのでしょうか?
そこで、本記事では25周年記念モデルG4920SCiと標準モデルの中でもスタンダードグレードであるG6620SCiとの違いをご説明したいと思います。
G6620SCiと比較する理由は、サイズやデザイン、基本構造についてG6620SCiがベースになっており、価格も一番近くG6620SCiの廉価版のようなポジションになっているからです。
※ミーレの食洗機は、4から始まる型番は45cmタイプで、6から始まる型番が60cmタイプなのですが、25周年記念モデルは何故か60cmタイプにも関わらずG4920SCiという品番になっています。
25周年記念モデルG4920SCiの主なスペック
幅:60cm
ドア材:ドア材取り付け専用タイプ
操作パネルのカラー:ステンレスクリーンスチール
ディスプレイ:3デジタル7桁インジケータ
バスケット:カトラリートレイ・コンフォートバスケット
洗浄プログラム:5種類
25周年記念モデルG4920SCiとG6620SCiの価格差
25周年記念モデル | G4920SCi ステンレス 25万円 |
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梅グレード | G6620SCi ホワイト 31万円 ※6万円の増額 G6620SCi ステンレス 34万円 ※9万円の増額 |
特に操作パネルにステンレスクリーンスチールをご要望されている方にとっては、税抜き9万円の減額と大変お得な価格設定になっています。(反対にホワイトの標準扉タイプ(G6620SCU)をお求めの方にとってはお得度が減ってしまいます。)
25周年記念モデルG4920SCiとG6620SCiの違い
さて、この9万円の割引に対して、一体どんな点が違うのか?をご説明させていただきます。
大きな違いのポイントは以下の3点になります。
(1)オートオープン機能が付かない
(2)洗浄プログラムが1つ少ない(クイックパワーがない)
(3)カトラリートレイ&バスケットの作りがシンプル
(1)オートオープン機能が付かない
『オートオープン機能』とは、プログラム終了後に自動でドアが開き、庫内の食器の乾燥を促進させる機能です。素早くクールダウンしますし、乾きにくいとされるプラスチック製食器に残った水滴も緩和させることが出来るというわけです。ミーレはこの機能で特許を取得しています。
海外製食洗機を検討する際、どうしても気になるのが『国産食洗機に比べて乾燥が甘い』イメージという声も多いなか、この機能は大変魅力的です。
(2)洗浄プログラムが1つ少ない(クイックパワーがない)
G6620SCiの洗浄プログラムは6種類ですが、G4920SCiは短時間洗浄プログラムの『クイックパワー』を除いた5種類となります。
『クイックパワー』とは、短時間での洗浄を可能にするプログラムです。従来のクイックウォッシュプログラムは洗浄力がイマイチでしたが、クイックパワーはその洗浄力を強力にしつつ、約1時間前後で食器を洗い上げます。
(3)カトラリートレイ&バスケットの作りがシンプル
G6620SCiは3Dカトラリートレイ&エクストラコンフォートバスケットなのに対し、G4920SCiは通常のカトラリートレイとコンフォートバスケットの組み合わせになります。
ミーレのカトラリートレイはもともと独自に開発されており、カトラリーを1本1本仕切りに沿って綺麗にセット出来るデザインですので、G4920SCiに装備されている標準のカトラリートレイでも、しっかりと汚れが落ち、乾燥もされます。(以下、画像参照)
G6620SCiに装備されている3Dカトラリートレイでは、さらにお玉や泡立て器など厚みのある器具にも対応出来るよう、高さや幅、深さなどの調節が可能になっています。
また、バスケットについても、G4920SCiのコンフォートバスケットには、高さ調節可能な上段バスケットに、下段バスケットには1列の固定式スパイク、マルチコンフォートエリアなど備わっており十分使いやすいものになっています。(以下、画像参照)
G6620SCiのエクストラコンフォートバスケットは、加えてサポートレールと可倒式ピンが備わっており、脚付グラスや大きい容器など様々な食器を収容できる作りになっています。
以上、違いを3点説明させていただきました。
オートオープン機能の有無は大きな要因ですが、基本的な洗浄力等の機能は全く同じですので、十分にG4920SCiを検討する価値があるかと思います。ぜひ、ご自身のライフスタイルに照らし合わせながら、ご検討くださいね。
実際、2月の販売スタートから大変人気のようで、ユーロキッチンズでもいくつかの物件でビルトインさせて頂いております。ミーレに確認したところ、タイミングによっては在庫がなく、すぐに納品できない場合もあるという事です。(在庫がない場合は、ドイツからの入荷待ちになります)
国内での販売は2018年3月末2018年12月末頃までを予定しているとの事ですが、気になる方は早めに検討されることをお勧めいたします。