今回はレンジフードの選び方について、ご説明したいと思います。
レンジフードも他の設備機器と同じように、イタリア製などの輸入ブランドがありますが、基本的には日本製のレンジフードをご提案しています。国産でもデザイン性の高い製品はありますので、食文化の違う海外製を使う必要は無いと考えているからです。
国産メーカーでは、パナソニックや東芝などの知名度の高いブランドがありますが、特にこだわりが無い場合、富士工業と言うメーカーのレンジフードをお勧めしています。一般的な知名度は上述したメーカーに劣りますが、知る人ぞ知るレンジフード専業メーカーです。実は国産のシステムキッチンのレンジフードの多くは富士工業の製品です。
リーズナブルからエコ対応まで幅広い商品を揃える富士工業ブランドの他に、イタリアデザインを模したプレミアムブランドであるアリアフィーナ、アリアフィーナの中でもシンプルなデザイン性とコストパフォーマンスを両立させて妹分ブランドであるアリエッタの3つのブランドにより、どんなキッチンでもカバーできる強みがあります。
専業メーカーであるがゆえに、機能性や品質等も充実しており、安心してご提案できます。この記事に掲載されている画像も全て富士工業(アリアフィーナ、アリエッタ含む)製品となっています。
メーカーはあまり選択肢がありませんので、後は取り付け場所とデザイン性、そして価格によって選択していきます。取り付け場所は、(1)正面壁(2)サイド壁(3)センター(天井)の3パターンになります。
まずは正面壁に取り付けるレンジフードです。
一番標準的な取り付け方法で、価格は一番安くなります。
この画像はアリエッタのベッタ(Betta、BETF-901)という商品です。デザイン性とコストパフォーマンスに優れており、非常に人気があります。低価格ゆえに色はステンレスしか選べません。もし、ホワイトなど他の色を希望される場合は、姉ブランドのアリアフィーナより選択する事になりますが、当然、価格もアップします。
こちらは、リーズナブルな富士工業のADR-3A-901という商品になります。この画像にように脇の吊戸棚と一体となるようにしたい場合はお勧めです。色はホワイトやシルバー、ブラックから選択できます。また、5万円前後と低価格で購入できるため、レンジフードが、あまり目立たない場合は予算を抑えるために良くご提案しています。
今度は、サイド(横壁)に取り付ける場合です。主にペニンシュラ型のキッチンでよく使用されます。上の画像は富士工業のSNSR-4MA-903SIという製品です。少しごついかな~といった印象です。
こちらはアリエッタのバルケッタ(Barchetta|SBARF-901)という製品です。少し価格が上がりますが、富士工業の製品と比べると、大分スタイリッシュなデザインになりますね。実売価格で約25,000円のアップになりますが、どちらを選ぶかは予算次第だと思います。
最後にセンター(天井)に取り付ける場合です。アイランドキッチンに使われますので、一番オーダーキッチンらしいレンジフードと言えますが、価格も一番高くなります。デザイン的にも、とても重要な役割を果たす事になります。
上の画像は、アリエッタのセンターバルケッタ(Center Barchetta|CBARF-951)です。センターフードの中でも、リーズナブルな製品になりますが、スタイリッシュで十分格好良いですよね。
センターバルケッタはステンレス仕上げしかありませんが、もし、ホワイトにしたい場合は、アリアフィーナからの選択になります。上の画像はアリアフィーナのセンタールイーザ(Center Luisa|CLUS-951)という製品で、少し丸みがあるのが特徴です。ホワイトの他にもレッドやブラックなどのカラーバリエーションがあります。
もっと変わったデザインでは、こちらもアリアフィーナのセンターアルタイル(Center Altair|CALTL-951)という製品になります。形と色合いが特徴的で、採用するには勇気が必要かもしれません(笑)
上の画像はブラックを採用して、ホワイト(キャビネット&天板)とブラック(レンジフード、電気オーブン、コンロ)とのコントラストをデザインしました。
レッドも素敵ですね。(上のブラックを採用したお客様は、レッドも考えていて、迷っていらっしゃいました。)