オーダーキッチンが実現しないという現実
私はオーダーキッチンや輸入キッチンを取り扱いはじめてから10年以上になりますが、2008年より『輸入キッチン応援団』という日本最大級の輸入キッチン専門の情報サイトを立ち上げ、より一層、幅広いお客様より相談を受ける機会が増えてきました。
みなさん、いろんな想いやこだわり、憧れを持って、理想とするキッチンを思い描いていらっしゃいますが、共通して言えるのは、ありきたりの国産システムキッチンでは不満だということです。
『ありきたりの国産システムキッチンでは満足できない。』
『いろんなショールーム見たけれども、どれも同じようでつまらない。』
などと、キッチンにこだわりたい、もっとおしゃれに、もっと自由に、もっと自分にピッタリの理想のキッチンを実現させたいという考えていらっしゃいました。その想いの強さや求めるものは、人それぞれですが、いろんな想いやこだわり、憧れを思い描いていらっしゃいます。
そこで、オーダーキッチンや輸入キッチンに関心を持っていただき、輸入キッチン応援団をはじめとして、いろんなホームページや雑誌などで情報収集を進めるのですが、結局、最終的にはありきたりの国産のシステムキッチンが採用されるケースは少なくありません。
つまり、希望していたオーダーキッチンが実現できなかったわけです。
なぜ、うまくいかないのか?
どうしてうまくいかないのだろう?と、いろいろと原因を調べていくと、直接的な原因としては、みなさんが想像される様に、
・価格が高く予算に合わない
・納期が間に合わない(工期)
・品質やアフターメンテナンスに対する不安
という問題があり、結局はあきらめざるを得ないという状況がありました。
言われてみれば、当たり前の内容なのですが、どれも新築にしても、リフォームにしても重要な問題ですので、ないがしろには出来ません。しかし、予算が無い、納期が無いなどと言っては、みもふたもありませんので、なぜ、うまくいかないのか?更に深く探ってみることにしました。
成否を分けるいくつかの失敗パターン
うまくいかない人がいる反面、実際に理想のオーダーキッチンを実現している方もいらっしゃるわけで、それぞれ何が違うのだろうと過去の相談内容を思い返しながら、観察を進めた結果、その成否を分けるいくつかのパターンがあることに気が付きました。
私は、それを『3つの失敗パターン』として、以下の通りにまとめました。詳細については、次ページ以降でご案内してまいりますので、関心がありましたら、読み進めていってください。
独りよがりの考察になっている可能性もありますが、オーダーキッチンや輸入キッチンを検討されている方にとって、きっと有益な情報になるだろうと信じて書き進めてみたいと思います。