【徹底調査】ミーレ食洗機が入るシステムキッチンメーカーの事例紹介【リクシル・クリナップ・パナソニック・タカラなど】

2023年01月08日 最新情報に更新しました

高級オーダーキッチン割安価格のユーロキッチンズです。(100件以上のオーダーキッチン施工例はコチラから!)

インスタグラム等のSNSで、『ミーレ食洗機』に関する投稿が目立つようになりました。以前は、オーダーキッチンを検討するような一部のお施主様だけが導入する特別な設備機器でしたが、最近ではシステムキッチンを選ばれる場合でも、多くの方がミーレ食洗機を検討されているようです。

実際、弊社が運営しているオーダーキッチンブランドのユーロキッチンズでも、お客様の9割がミーレなどの海外製食洗機を採用しておりますので、とても魅力的な機器だという事は疑いもありませんし、今後、もっと人気が上がっていくでしょう。

 

同時に、いろんなブログやSNSを見ていると、ミーレ食洗機をシステムキッチンに入れたいと考えている方が困惑している様子もうかがえます。

たとえば、インスタグラムで得た情報と実際にシステムキッチンのショールームで聞いた情報に食い違いがあったり、建築会社が積極的に対応してくれずに、希望通りに話が進まないなどです。

認知度が上がってきたといっても、世間一般で見るとまだマイナーな機器ですので、ショールームのエリアや担当者によって見解が違ったり、建築会社としても経験が少なく慣れていないので、どうしても面倒だったり、リスクを感じてしまうのでしょう。

本記事ではオーダーキッチンブランドの運営者の立場で、ミーレ食洗機をシステムキッチンに入れたいと考えているお施主様および建築会社様が事前に知っておいた方が良いと思われる情報をまとめてみましたので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

本記事でお伝えしたい3つのメッセージ・結論

筆者はユーロキッチンズというオーダーキッチンブランドを運営しており、日常的にミーレ食洗機をはじめとした海外製食洗機を取り扱っておりますが、本記事では以下の3つのメッセージをお伝えできればと考えております。


1.基本的にはミーレ食洗機は全てのシステムキッチンに入れることができる。
2.システムキッチンメーカーによってスタンスが違うので、把握しておいた方が良い。
3.ミーレ食洗機の設置をどこに依頼するか、が大切です。

以上の3点です。

なぜ、この記事を作成したのか?

ミーレ食洗機がうまく入れられるかどうかが、システムキッチン選びにも影響するケースもあるほどの重要なパーツです。なかにはミーレ食洗機がうまく入れられるかどうかでシステムキッチンメーカーを選ぶ方もいらっしゃるほどです。

システムキッチンを選ぶだけでも大変なのに、ミーレ食洗機の導入の可否についても、建築会社によってスタンスや対応が違うので、余計に困惑してしまいます。さらに言えば、知識や経験が無いために、(悪気が無いとしても、)結果的にミーレ食洗機を諦めなくてはいけなくなる事もあるでしょう。

インスタグラムなどを見てみると、グレードによってはシステムキッチンのショールームで導入不可と言われたり、建築会社に対応してもらえずに泣く泣く諦めたり、ミーレ食洗機を入れるためだけにコストが上がっても上位グレードのシステムキッチンに変更するような投稿があり、とても、もったいないな~と感じていました。

結論を言えば、ミーレ食洗機が設置できる物理的なスペースと200V電源が用意できれば、ほとんどすべてのシステムキッチンにミーレ食洗機を入れることはできます。そして、それは、必要な情報さえ持っていれば、そんなに難しいことではありません。(面倒かもしれませんが)

システムキッチンメーカーや建築会社だけに頼るのではなく、日常的にミーレ食洗機を取り扱っている専門家の情報を知ることで、もっと多くの選択肢の中から最適な方法を見つける事ができるのではないかと考え、本記事を作成しました。

本記事を参考にしていただく際の注意点

筆者はオーダーキッチンでのミーレ食洗機の取り扱いには慣れていますが、システムキッチンとの組み合わせについては知識が多くないので、主にネットやインスタグラムでリサーチしました。

実績や経験に基づいた内容ばかりではありませんので、工事を進めるにあたっては、システムキッチンメーカーおよび建築会社様と打ち合わせていただくようにお願いいたします。

・2023年1月時点での、システムキッチンメーカーの公式サイト、インターネット上に掲載されている掲示板やブログ、インスタグラムなどのSNSからの情報に基づいています。
・数年前の情報もありますので、現状とは異なる場合もあります。
・インスタグラムの画像はスクリーンショットでは無く、リンクシェアにて表示しております。
・施工エリアや依頼する建築会社様によっては、本記事の内容が相違する場合があります。

ミーレ食洗機に対するスタンスや導入実績をシステムキッチンメーカー別に調査してみました。

前置きが長くなりましたが、ここからが本編になります。

まず、気になるのはミーレ食洗機を入れることができるシステムキッチンはどのメーカーなのか?どのグレードなのか?という事でしょう。

上述しましたが、物理的にはどのシステムキッチンでもスペースさえあれば、ミーレ食洗機を入れることは可能ですが、システムキッチンメーカーのスタンスによって、依頼方法や手配の容易さ、制約ポイントが変わってきますので、しっかり把握しておきたいところです。

そこで、国内で人気のある以下のシステムキッチンメーカー7社(12グレード)について、それぞれミーレ食洗機に対してどのようなスタンス・取り扱いなのか?を調査してみたところ、次の3つのパターンに分かれました。

(A)公式サイトやカタログに掲載されている

システムキッチンメーカーとして正式にミーレ食洗機を取り扱っていますので、一番スムーズに依頼できるパターンです。段取りが簡単で責任が明確なので、安心を最優先される場合は、以下のシステムキッチンから選ぶことをお勧めいたします。

・リクシル リシェルSI(高級価格グレード)
・リクシル ノクト(中価格グレード)
・クリナップ セントロ(高級価格グレード)
・クリナップ ステディア(中価格グレード)
・トクラス コラージア(中価格グレード)
・ウッドワン スイージー(中価格グレード)

(B)カタログ掲載はされていないが、対応してくれる

公式サイトやカタログに掲載されていないものの、ショールームに展示されている、またはミーレ食洗機を希望した際にプラン提案してくれるなど事実上、取り扱いには対応してくれるパターンです。

多くはシステムキッチンメーカーの中でも最上位の高価格グレードになり、ブログやインスタグラムなどでも多くの施工実績が投稿されていますが、ショールームによっては、ミーレ食洗機を入れることできますか?と聞いても、あまりいい顔をされなかったり、難色を示されるケースもあるようです。

・パナソニック Lクラスキッチン(高級価格グレード)
・TOTO クラッソ(高級価格グレード)
・タカラスタンダード レミュー(高級価格グレード)
・タカラスタンダード オフィリア(中価格グレード)

基本的には、システムキッチンメーカーのプランから食洗機の部分だけ空けたレイアウトでの発注となり、ミーレ食洗機は建築会社もしくは施主側での手配となりますが、建築会社によっては、対応してくれない場合もありますので、事前に確認した方が良いでしょう。

(C)積極的には対応してくれない

以下のシステムキッチンの場合、カタログに掲載されていないという事で積極的に対応してくれなかったり、上位グレードのシステムキッチンでないと導入はできないと断られるケースが多いので、システムキッチンメーカーの話だけをうのみにせず、食い下がらないとうまく話が進みません。(建築会社でも導入不可だと思い込んでいる場合が多い)

ですので、ネットやインスタグラムで導入事例を探してみても、あまり多くは見つかりません。

・パナソニック ラクシーナ(中価格グレード)
・TOTO ミッテ(中価格グレード)
・タカラスタンダード トレーシア(中価格グレード)

(B)プランと同じようにシステムキッチンメーカーのプランから食洗機の部分だけ空けたレイアウトでの発注となり、ミーレ食洗機は建築会社もしくは施主側での手配となりますが、建築会社によっては対応してくれないケースもあります。

 

次はインターネットやSNSに投稿されているミーレ食洗機の導入実績をシステムキッチン別にまとめてみました。また、システムキッチンによって選べる機種や個別の制約ポイントがある場合がありますので、合わせてご紹介いたします。

リクシル リシェルSI(高級価格グレード)&ノクト(中価格グレード)

リクシルの高級価格グレードのリシェルSIについては公式サイトにミーレ食洗機の記載がありますので、キッチンの保証を付けたままミーレ食洗機をビルトインできます。ミーレ食洗機専用サイトまでありますので、推奨していると言っても良いと思います。

また中価格グレードについてもアレスタからノクトに変わりましたが、リシェルSIと同じようにミーレ食洗機が正式に対応されるようになりました。以前はミーレ食洗機を入れるために、必要無いのにアレスタからリシェルSIにグレードアップされる方もいらっしゃいましたので、朗報だと思います。

リクシルのミーレ食洗機の紹介ページ
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/s/miele/

選べる機種と価格

公式サイトにに掲載されている機種は以下の3機種です。

幅60cm:G 7314 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:410,000円(税別)
幅45cm:G 5844 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:380,000円(税別)

・ステンレスドアとキッチンと同じドア材が購入可能です。
・巾木はブラックとホワイトが用意されています。(組み合わせは決まっています。)

リクシルのキッチンにミーレ食洗機を入れる際の制約

リクシルのシステムキッチンにミーレ食洗機の導入する場合、いくつか制約が生じることがあります。

1.食洗機のドア材が飛び出てしまい、キッチン収納部分の下部が揃わない。
2.食洗機脇に配管キャビネットの設置が必要になるため、引き出しから開き戸に変えなければいけないケースがあります。

詳細については、以下のページの下の方に記載がありますので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。

リシェルSIのミーレ食洗機の紹介ページ
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/s/miele/

リシェルSIにミーレ食洗機を入れた事例紹介

 

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. . 今日は朝から掃除スイッチがはいって床もタイルもふいてピカピカ✨ . . 打ち合わせでもキッチンタイルは悩んだベスト3にはいる場所でいまだに正解かは分かりません😂 . . ただ、1枚が大判なので目地部分が少なくで白でもよごれにくくてそうじが楽✨ . . #名古屋モザイク #ピエノルーチェ . . さいしょはキッチンもタイルも黒!黒に取り憑かれてたけど、とても明るいので白にしてよかった。 . . #キッチンタイル #リシェル #リシェルsi #ミーレ食洗機 #ミーレ #ステンレスシンク #ステンレスレンジフード #ルイスポールセン #louispoulsen

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採用して良かったものの1つ!  ミーレの食洗機はインスタグラムで知り 食器洗いの嫌いな私は採用したくて 予算のこともありながら 妥協しながら採用しました😂!!  機能は本当に優秀です!  今のところトラブルなく使用しています。  水滴が残るなどの情報も気になっていましたが 私はそこまで苦ではありませんでした。 オートオープン機能もあり大体は乾いていますが 気になるものは布巾で拭くだけです。 下の段から取り出していくと 上の段の水滴が落ちてこないのでいいです! 入れ方の問題やプラスチック製の容器で 多く水が残っている場合もありました!  洗剤はたくさん種類があるので 色々試していきたいなと思います! #ミーレ#ミーレ食洗機#食器洗い#便利家電#食洗機#マイホーム#新築#リクシル#LIXIL#シエラ#リクシルシエラ

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クリナップ セントロ(高級価格グレード)&ステディア(中価格グレード)

クリナップには高級価格グレードのセントロと中価格グレードのステディアが販売されていますが、2020年2月よりセントロ、ステディアどちらにもミーレ食洗機が正式にラインナップされました。

クリナップのミーレ食洗機専用ページ
https://cleanup.jp/kitchen/miele-cleanup.shtml

食洗機の面材は左右のキッチンの扉と合わせてクリナップの扉からセレクトできますし、高さも揃える事が出来るので、見た目の納まりはとても良いです。ミーレ食洗機の専用ページには導入事例画像がたくさん掲載されています。

公式インスタグラムでも紹介されています。

選べる機種と価格

公式サイトにに掲載されている機種は以下の3機種です。

・セントロ
幅60cm:G 7314 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:451,000円(税別)
幅45cm:G 5844 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:418,000円(税別)
幅60cm:G 7964 SCVi (オールドア)本体価格:737,000円(税別)

・ステディア
幅60cm:G 7314 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:451,000円(税別)
幅45cm:G 5844 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:418,000円(税別)

 

セントロ・ステディアにミーレ食洗機を入れた事例紹介

 

トクラス コラージア(中価格グレード)

高級価格グレードのドルチェ・エックスは少々マニアックな商品であったため、中価格グレードのベリーがトクラスの主力商品となっておりましたが、2023年1月でベリーが廃盤となり。2022年9月に新しくコラージアが発売されましたが、ベリー同様にミーレ食洗機に対応しているようです。

公式サイトにはミーレ食洗機の記載はありませんが、WEBカタログには掲載されていました。また、公式インスタグラムでも投稿されています。

WEBカタログの90ページ(別ウインドが開きます)

選べる機種と価格

WEBカタログに掲載されている機種は以下の1機種です。

幅60cm:G 7314 SCi(操作パネル:ステンレス)
幅45cm:G 5644 SCi(操作パネル:ステンレス)

ウッドワン スイージー(中価格グレード)

ウッドワンにはフレームキッチンを始めいくつかのラインナップがありますが、ウッドワンの中でも主流のグレードであるスイージーについては、公式サイト・WEBカタログともにミーレ食洗機が掲載されておりました。

スイージーのミーレ食洗機の紹介ページ
https://www.woodone.co.jp/product/item/syokusenki/

WEBカタログの26ページ(別ウインドが開きます)

選べる機種と価格

WEBカタログに掲載されている機種は以下の3機種です。

幅60cm:G 7314 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:450,000円(税別)
幅45cm:G 5644 SCi(操作パネル:ステンレス)本体価格:340,000円(税別)

スイージーにミーレ食洗機を入れた事例紹介

 

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タカラスタンダード レミュー(高級価格グレード)

タカラスタンダードには高級価格グレードのレミューと中価格グレードのトレーシアなどがラインナップされていますが、どちらのグレードにもミーレ食洗機は正式にラインナップされておらず、タカラスタンダードのショールームでミーレ食洗機について聞いてみても、あまり積極的な対応はされない事が多いようです。

レミュー・トレーシアはホーロー製である事が特徴になっていますが、この特徴がミーレ食洗機を導入するためにはネックになるようです。

たとえば、タカラスタンダードでは、レミューに配管用の穴を開けないとミーレ食洗機を取り付けられないと案内される事がありますが、ホーローに穴を開ける作業が大変(免許?資格?が必要?)ですし、面材をホーローで製作する事も難しいので、キッチンと揃える事ができないようです。

しかし、専門業者であるミーレショップ宮崎さんのブログでは、レミューの場合でもホーローに穴を開けずに施工されている記事が紹介されています。食洗機の給排水ホースをシンクキャビネットの脚元を横から通して、点検口から通して施工しています。

その他にもレミューの施工実績がたくさん投稿されておりますが、レミューやトレーシアなどのホーロー製システムキッチンにミーレ食洗機を導入するには専門業者の協力を得た方が良さそうです。(面材をホーローで製作し、キッチンと揃えた施工例もありました)

レミューにミーレ食洗機を入れた事例紹介

 

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. タカラスタンダード様/LEMUREシリーズに Mieleビルトイン食器洗い機を設置しました。 . 特殊ホーロー面材(タカラスタンダード)を 特注で食洗機面材用に加工しております。 . キレイにキッチンへ溶け込み、 より統一感のある仕上がりになっています。 . ビルトインと聞くと、 「大きなキッチンじゃないから…」 「設置が大変そう…」と思われていませんか? . 実は狭小空間こそビルトインが効果的です。 . キッチンカウンターにビルトインすることで、 洗い終わった食器の置き場が必要なくなり、 作業スペースが広く使えて機能的になります。 . 手洗いよりも家事の時間や労力を効率化し、 ゆとりの時間を産む"時産家電"として、 ますます注目を集めています。 . . #miele #ミーレ #dishwasher #食洗機 #ミーレ食洗機 #lixil #リクシル #Panasonic #パナソニック #タカラスタンダード #クリナップ #トクラス #toto #ウッドワン #ハウステック #マイホーム #マイホーム計画 #キッチン #キッチン選び #時短家事 #節約 #エコ #madeingermany #南九州 唯一 #ミーレショップ #宮崎#鹿児島

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タカラスタンダード オフィリア(中価格グレード)

中価格グレードのトレーシアもレミュー同様にあまり施工実績が見つかりませんでしたが、その代わりにビルダー専用モデルであるオフィリア(中価格グレード)に関しては、幅45cm、幅60cmともにミーレ食洗機の導入事例が多く見つかりましたので、本記事ではトレーシアの代わりにオフィリアについて説明させていただきます。

なぜ、レミューやトレーシアよりも導入事例が多いかと言いますと、オフィリアはキャビネットも扉材もホーロー製では無い事が大きな要因かと思われます。

オフィリア(ビルダー専用モデル)の公式サイト
https://www.takara-standard.co.jp/product/homebuilder/ofelia/

以下のブログによると、タカラスタンダードでは一般向けのショールームと業者向けショールームを分けており、業者向け商品であるオフィリアの場合、ミーレ食洗機はOKとなるらしいです。

https://ameblo.jp/asanoouchi/entry-12606898365.html

記事の下部にあるコメント欄には、以下のような情報がありました。
『我が家は今年竣工し、タカラのオフェリアにミーレ食洗機60cmを採用しました。タカラの一般向けショールームでは、確かにミーレは採用不可と言われるそうですが、業者向けショールームでは問題なくOKとなるようです。実際、タカラの業者向けショールームでは、ミーレ食洗機が入ったキッチンが展示されていましたよ!』

『我が家は新宿にあるショールーム(1Fが一般向け、2Fが業者向け)に行きました。業者向けショールームには、個人では訪問出来ない印象で、業者を通して入れてもらうような感じでした。担当営業の方に聞いてみて下さいね!』

オフィリアにミーレ食洗機を入れた事例紹介

 

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. 𝕜𝕚𝕥𝕔𝕙𝕖𝕟… お家作りをするにあたって絶対に叶えたかったのがミーレを入れること!!!でした。 私、食器は大好きなんですが洗い物ほど面倒なものはないと思っていて旧宅では毎食後の片付けが苦で仕方なかったのです。 洗い物増やしたくなくてワンプレートにしてみたり食器を増やさないようにしてみたり😭 食器洗いから解放される日を指折り数えて待っていた頃が懐かしい😂💕 . . 欲を言えば後ろの背面収納も同じ色で揃えたかったし、そもそもキッチンはLIXILのリシェルsiが良かった…🥺 色々妥協したけどそれでもミーレ様をお迎えできて満足🥰 ちなみに我が家はタカラスタンダードのオフェリアですが色はアイカ工業の面材から選びました☺️ パッと見は黒だけど光の当たり具合で模様がはっきりしてダークグレーにも見える所が気に入ってます😍 心配してたミーレとの納まりも良くてやっぱり導入して良かったな〜と思います♡ . . . #キッチン #シックな家 #ミーレ食洗機 #ミーレ #マイホーム #タカラスタンダードキッチン #オフェリア #無垢フローリング #無垢の家 #アイカ工業

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【キッチンとカップボード】⠀ ⠀ キッチンはタカラスタンダードのオフェリアです😊⠀ ⠀ こだわりポイントとしては造作カップボードと同じメラミン化粧板を貼ってもらい、統一感を意識したのと、水返しが無いフラットの天板を採用したことくらいです🙆‍♂️✨⠀ ⠀ フロアタイルもいい感じで貼っていただいて感謝👏⠀ ⠀ ⠀ ⠀ #注文住宅#新築#インテリア#インテリア好き#家づくり#マイホーム記録#マイホーム建築中#マイホーム建築#ムクリ#造作キッチン #白い家#シンプルモダン#吹き抜けリビング#四角い家#マイホーム計画#子供のいる暮らし#リビングインテリア#シンプルホーム#リノベーション#子供のいる暮らし#タカラスタンダード#オフェリア#ミーレ#ミーレ食洗機#タッチレス水栓#アイカ工業 #メラミン化粧板#東リ#グラノーブル#miele#フロアタイル

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また、ミーレ食洗機の手配や設置についても、基本的にはタカラスタンダードでは対応せず『ミーレ設置用スペースを空けて納品するので、設置も建築会社側でお願いします。』と案内されるケースが多いのですが、インスタグラムでは、タカラスタンダードからの見積にミーレ食洗機、さらにキッチンと同じ面材も含まれていたというケースもありました。

パナソニック Lクラスキッチン(高級価格グレード)&

パナソニックのシステムキッチンには高級価格グレードのLクラスキッチンと中価格グレードのラクシーナがラインナップされています。どちらのグレードにもミーレ食洗機は正式にラインナップされていませんが、インターネットやインスタグラムなどで調査してみると、幅45cm、幅60cmともにミーレ食洗機の導入実績はあります。

以下のインスタグラムの投稿にもありますように、パナソニックの岡崎ショールームにミーレ食洗機がビルトインされているLクラスキッチンが展示されているようなので、今後はもっと積極的に対応してくれるようになる事でしょう。

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Panasonicショールーム岡崎へ Lクラスキッチンが見たくて行ってきました。 カッコいい。うん。 でも住友林業の仕様からだと選べないのかな?もらった資料からだと選べない雰囲気でした。 色の選択肢も少なかったから、諦めモードで特に質問することもなく帰ってきました。 Panasonicの照明の切替装置があって、昼白色、温白色、電球色の違いをキッチンのところで実際に見れたのはでかかったです。 星ひめ様電動バージョンもありました。  音がうるさかった笑 ダウンライトスピーカーすごかった! 映画館みたい トイレがオシャ! こういう塗り壁風なところをライトアップするの好きだなあ�!� #住友林業 #Panasonic #Panasonicショールーム #Panasonicショールーム岡崎 #Lクラスキッチン #星姫様 #トイレがオシャ

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また、パナソニックのショールームでミーレ食洗機の導入を希望するとラクシーナではうまく納まらないなどの理由で上位グレードであるLクラスキッチンを勧められる事が多いようです。また、導入不可と案内されるケースもあるようですが、導入は可能です。

ミーレ導入に当たっては、システムキッチン発注の際にミーレ部分のスペースを空けてもらう必要があります。その後、建築会社に依頼するか、施主支給でミーレ食洗機を手配しなければなりません。

Lクラスキッチンにミーレ食洗機を入れた事例紹介

 

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パナソニックLクラスキッチンにミーレ採用!!2ヵ月目利用報告!! とりあえず最高!! パナソニックのキッチンにパナソニック深型を外してミーレにするなんて少し後ろめたい様な…申し訳ないようなと…ミーレを入れるか入れないか悩みに悩んで何度もショールームに足を運びましたが、やっぱり量が多いの幸せです♪ 悩まれている方がいらしたら私はミーレで良かったと思います。 ミーレ推し部分 間違いない量の満足! プラコップもひっくり返らない抑え 意外と使える1番上の引き出し♪ オール電化なので電気代安くなる時間にタイマー設定 ミーレの自動オープン機能は付けるべき!場所が許されるなら家族4人なら60cmオススメ うちは45cmですが、一日2回回すときあり! #ミーレ大好き #ミーレ食洗機 #パナソニックキッチン #エルクラス#メタリックグレー #lクラスキッチン #リフォーム#新築 #マイホーム #主婦のつぶやき#ブラック

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パナソニックのキッチンにミーレ食洗機を入れる際の制約

パナソニックのシステムキッチンにミーレ食洗機の導入する場合、いくつか制約が生じることがあります。

1.水栓の位置が端になる。(ラクするーシンクの場合)
2.コンセント位置も端になる。(ミーレが洗浄後オートオープンで蒸気が上がるため、蒸気がかからない位置にずらす必要が生じるとのこと)
3.食洗機横の収納が小さくなる。配線の関係で引き出し式の部分が幅35センチから20センチになる。
4.食洗機横の収納下部分は開き戸になる。
5.Lクラスのフロートタイプやラクシーナの場合、面材の高さが揃わずに納まりが悪くなる。

※解決策として、コンセントカバーで対応することで元の位置へ戻したケース、収納部分の変更については、キッチン幅を調整することで引き出しのまま使えるようにしたケースもあります。

上記の制約については、以下のインスタグラムが参考になります。

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パナソニックショールーム見学 ※※全て個人の感想です※※ . ig徘徊しててなんだかんなパナになるんだろうなと本命にしてたパナソニック。ワイドIH、排気口レス、収納細部まで配慮…いい🥺❗️と思ってお見積もり。 かなーり調べて行った方だと思うけど知らなかったことがたくさんで仰天したのでメモ。 . ▼人造大理石はステンレスより熱耐性がある 鍋敷推奨してるのは火傷防止 →シンクは暑い鍋すぐ水につけたりしたいから絶対ステンレス派だったけどイチコロで人造大理石へシフト☜ ▼排気口レスは背面収納下に移動したため、床材の確認必要 パナソニックの床材なら無垢材でも対応可(我が家は#朝日ウッドテック で#挽き板 予定のため確認必須) ▼レンジフードのファンは10年に一回手洗い 10年て😳もはや洗うの忘れるやつ ▼フィルター、整流板は1年に1回食洗機ok ▼フィルター部分に不織布などを貼るのは吸引力に支障をきたすため推奨してない ▼奥行930 それ以上はオーダーで高額 ▼背面収納は奥行930でもコンロ側W1000はA4はいらないが、それ以外はA4ファイルで入る ※kitchen houseは奥行き1000じゃないとA4はいらなかった🤫 ▼人造大理石シンクの場合、水切りネットで作業スペースかなり広がる(ステンレスシンクの場合は不可) . ———————————- #海外食洗機 #浄水器水栓 について . ▼海外食洗機が原因でキッチン本体に問題が起きた場合は保証対象外 ▼ラクシーナでもミーレ入る ただ前面パネルの大きさが合わないのでLクラス推奨 ▼シンク下に機器などが入る浄水器付水栓の場合(我が家は#グローエ #グラシア 予定)、割り付け変わる シンク下が3001箇所開戸&1箇所FIXに。それ以外は引き出しでok ※一部トレーやラックがつかなくなる😞 ▼フロントオープン(海外食洗機)だと蒸気の関係でコンセントがシンクの両端で移動になる シンク横の15cmくらいしかないスペースで使うかどうか。→ホットサンドメーカーとかなら使えそうだったから我が家は残した💡ジューサーは固定でバックセット行きのため。 . . そんなところ。 思ったのは 「とにかく使いやすさ重視で、掃除が楽だったり、お鍋の収納や包丁差しが最初から付いてたり収納の工夫や使いやすい工夫がたくさんで魅力的🥺」←測ってお鍋のホルダーとかファイルボックス買わなくて済む🥺 . キッチンハウスを先見ていたからってのもあるけど、やはり細部まで芸が細かい。(#lクラスキッチン に関しては) . 一方で 「規格だから細かいオーダーは急激に金額が上がる」 キッチンハウスは5cm単位で好きに割り付けができたりしたけど、やはりそこは規格品。 パナソニックの規格の中で選ぶ分には選択肢も広いし十分だけど、私みたいな偏屈屋が規格内でやろうとするとなかなか難しいことも多いことがよーーーくわかった😞 . でも、それでもシンク下が全部開戸になったりとか使えない扉になることもなく、小さくはなるけど引き出しのままで行けたりと、思ってたよりはなんとかなりました😆←語彙力 . . #グラリオ のブラックはすごくカッコ良かったし、Lクラスキッチンで検索するともはや黒以外の人いる?っていうレベルでブラック天板が圧倒的人気なんだけど、インテリア的に我が家に合わせられる自信がなく、ちょっとランクは上がるけどクオーツ天板のベージュ系をチョイス。←あとからグラリオに下げられたら減額でわーい🙌ってなる予定 . バックセットもキッチンハウスと同じような感じでお見積もりを。 バックセットのカップボードは奥行650だからかなりゆとりがある。 一応条件合わせるため、吊り戸棚もつけたけど、要らないんじゃないか?というような収納力🥺💕 あとはカトラリーボックスや細かなボックスが最初からついてるのも本当魅力的。 キッチンハウスはカトラリーボックスから、包丁差し、水切りトレーまですべてオプション設定だったから、そういうところも安心だなと☺️ . なによりワイドIHが本当魅力的…☜しつこい ガス派だったけどこれがあるならIHに、と思うくらい魅力的な商品だから悩ましい🥺 . 金額が楽しみなような恐ろしいような😂 長くなりすぎたので、洗面やトイレはまた別で。 . #ショールーム見学 #キッチン迷子 #こだわり強め #海外食洗機  #マイホーム計画中の人と繋がりたい #ミーレ食洗機

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TOTO クラッソ(高級価格グレード)&ミッテ(中価格グレード)

TOTOのシステムキッチンには高級価格グレードのクラッソと中価格グレードのミッテがラインナップされています。どちらのグレードにもミーレ食洗機は正式にラインナップされていませんので、ショールームでも積極的な対応がなされない事も多いようですが、インターネットやインスタグラムなどで調査してみると、幅45cm、幅60cmともにミーレ食洗機の導入実績はあります。

また、リクシルのリシェルSIやパナソニックのLクラスキッチンのように、TOTOのショールームでミーレ食洗機の導入を希望すると上位グレードであるクラッソを勧められる事が多いようです。ミッテは導入不可と案内されるケースもあるようですが、導入は可能です。

ミーレ導入に当たっては、システムキッチン発注の際にミーレ部分のスペースを空けてもらう必要があります。その後、建築会社に依頼するか、施主支給でミーレ食洗機を手配しなければなりません。また、キッチン保証はなくなるという事です。(レンジフードやIHヒーター故障は対応してくれるようです。)

TOTOのクラッソにミーレ食洗機を入れた事例紹介

 

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. ついにキッチンの養生取れました❣️ . キッチンはTOTOのTHE CRASSO✨ そしてミーレ入れました✨✨ めっちゃかっこいい😍 . . ですがここがまさかのミスポイントです💦 . ステンレスかっこよすぎて 最初全然気付かなかったのですが、、 ドアの面材はキッチンと同じネイビーの面材に指定していたはずでした😅 ICさんともお互いその認識で打ち合わせしていました💦 . すぐにICさんがメーカーさんと連絡をとってくれて、 どうなるかはまだ確認中です😅 . . ミーレは最後の方に急遽変更して入れてもらったので、 私も含めて相互の確認不足があったかもしれません💦 . . ですが夫はこのままの方が絶対良いと言っていて、 私も実際見たらこの仕上がりがすごく気に入ったので、 交換はしてもらわずこのままいくことにします🙌😂 結果オーライです❤️笑 . . キッチンの仕様はまた今度まとめたいと思います🙋‍♀️ . #キッチン #toto #crasso #thecrasso #クラッソ #ザクラッソ#ペニンシュラキッチン #ミーレ食洗機 #ミーレ #miele #mielejapan #養生外れた #施主検査 #ミスポイント #マイホーム建築中 #マイホーム記録 #マイホーム建築中の人と繋がりたい

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ミーレ食洗機をどこに依頼すればよいのか?

いろんな事例を見ていただきましたが、事例ベースで見てみると、全てのシステムキッチンにミーレ食洗機を入れることができていました。しかし、上記の導入実績と同じ条件でも建築会社様によっては、ミーレ食洗機が導入不可になるケースも少なくありません。

特にパナソニックのラクシーナ、TOTOのミッテなどの中価格グレードの場合、システムキッチンメーカー側で積極的に対応してくれないケースが多いので、ミーレ食洗機の導入に前向きに対応してくれる建築会社、またはミーレ食洗機などの海外製機器を取り扱う専門業者など、依頼先の選定が導入の実現に大きく影響する事になります。

つまり、ミーレ食洗機をシステムキッチンに入れたいと考える際に、どのシステムキッチンメーカーおよびグレードにするのか?と同様に、どこに依頼するか?どのように協力を得るか?など依頼先の選定が重要になってきます。

ミーレ食洗機の依頼先の選択肢は以下の3つになります。

・システムキッチンメーカー(カタログ掲載の場合)
・建築会社
・専門業者(ミーレショップや海外機器の販売店など)

ここでは、ミーレ食洗機の依頼先をどのようなプロセス・判断基準で考えていけばよいのかについて、筆者の考えをご紹介したいと思います。

(A)公式サイトやカタログに掲載されているシステムキッチンの場合

希望しているシステムキッチンのカタログにミーレ食洗機が掲載されている以下のシステムキッチンの場合は、そのままシステムキッチンメーカーに依頼する方法が一番スムーズに依頼できます。段取りが簡単で責任が明確になりますので、手間をかけたくないや安心を最優先される方にはお勧めです。

・リクシル リシェルSI(高級価格グレード)
・リクシル ノクト(中価格グレード)
・クリナップ セントロ(高級価格グレード)
・クリナップ ステディア(中価格グレード)
・トクラス コラージア(中価格グレード)
・ウッドワン スイージー(中価格グレード)

(B)カタログ掲載はされていないが、対応してくれるシステムキッチンの場合

公式サイトやカタログに掲載されていないものの、ショールームに展示されている、またはミーレ食洗機を要望した際にプラン提案してくれるなど事実上、取り扱いには対応してくれるパターンです。

・パナソニック Lクラスキッチン(高級価格グレード)
・TOTO クラッソ(高級価格グレード)
・タカラスタンダード レミュー(高級価格グレード)
・タカラスタンダード オフィリア(中価格グレード)

システムキッチンメーカー側でミーレ食洗機を手配してくれることはありませんので、建築会社か専門業者に依頼する事になります。(厳密に言うと、システムキッチンメーカーへの依頼も建築会社経由なのですが)

建築会社がミーレ食洗機に前向きに対応してくれる(または慣れている)場合は、そのまま建築会社に依頼すれば良いですが、前向きに対応してくれない場合は、施主主導で専門業者に依頼する方法がお勧めです。

判断が難しいのは、前向きには対応してくれるが、慣れていないケースです。ミーレ食洗機の導入プロセスは難しいわけではありませんが、複雑(システムキッチン毎に違うので)かつ面倒なので、慣れないとトラブルが起きる可能性があります。最初の取っ掛かりはお施主様主導で動く必要がありますが、建築会社経由で専門業者に依頼してもらうという選択肢もあります。

(C)積極的には対応してくれないシステムキッチンの場合

システムキッチンメーカー側からは別のグレードをシステムキッチンを勧められたり、導入不可と言われるケースがあり、経験が少ない建築会社であれば、同じように前向きに対応してくなくなります。

たとえば、パナソニックののLクラスキッチンであれば対応してくれたのに、ラクシーナになると同じメーカーにも関わらず対応してくれなくなるなどです。

・パナソニック ラクシーナ(中価格グレード)
・TOTO ミッテ(中価格グレード)
・タカラスタンダード トレーシア(中価格グレード)

ミーレ食洗機の導入プロセスを把握しながら、システムキッチンメーカーおよび職人さんに適切な発注ができるくらい慣れている建設会社でないのであれば、専門業者に依頼した方が良さそうです。

カタログ掲載キッチンでも専門業者に依頼するメリット

ミーレ食洗機がカタログ掲載されているシステムキッチンの場合は、そのままシステムキッチンメーカーに依頼する方法をお勧めしましたが、あえて専門業者に依頼するメリットが2つありますので、ご紹介いたします。

なお、専門業者とはミーレショップや海外製機器の取り扱い店、専門知識をもった設備業者などを指しており、施主が直接依頼する方法と建築会社経由で依頼する方法があります。どちらの依頼方法が安くなるかは建築会社次第のところもありますので、早めに確認しておくとよいと思います。

手間や責任の事を考えると、建築会社経由で専門業者に依頼してもらう方法が理想ですが、断られる事もありますし、対応してくれたとしても割高になってしまうパターンもあります。(価格と手間・責任はリンクしているので、当たり前といえば当たり前なのですが)

1.コストを下げることができるかもしれない

1-1.システムキッチンのグレードを下げる

他の仕様やスペックでは標準グレードのシステムキッチンで問題が無くても、ミーレ食洗機を入れるためだけに高級グレードを選ばざるを得ないケースが見受けられます。同じサイズ・レイアウトでも高級グレードになれば、それだけで数十万円のコストアップになります。

専門業者であればカタログ掲載されていないシステムキッチンでもミーレ食洗機を導入する事が出来ますので、システムキッチンのグレードによる余計なコストアップを避ける事が出来ます。

1-2.ミーレ食洗機の機種を下げる

カタログ掲載されている機種は大体の場合、真ん中のグレード(松竹梅で言うと竹グレード)が多く、梅グレードは選べません。梅グレードを選べるようになれば、単純に食洗機のコストを下げることが出来ます。現在は販売されていませんが、120周年記念モデルなどの特別価格の機種を選ぶことができれば、大きなコストメリットになります。

1-3.工事費を下げる

システムキッチンにミーレ食洗機を含めた見積を依頼したところ、キッチンメーカー、建築会社双方に利益が計上され、定価よりもかなり高額になるケースもあります。建築会社のスタンスにもよりますし、必要な手間やリスクに対しての対価ですので悪い事では無いのですが、予算的に厳しいようであれば、施主主導で専門業者に依頼する方法も検討したいところです。

2.制約ポイントを減らす事が出来るかもしれない

価格を下げる以外のもう一つのケースはシステムキッチン固有の制約ポイントを減らすためです。システムキッチンメーカーはもちろんですが、ノウハウのない建築会社では制約ポイントに対して柔軟な対応が難しい場合がありますので、その場合は専門業者に依頼すると良いと思います。

リシェルSIやラクシーナのフロートタイプなどの際に面材の下辺が揃わないなどの全ての制約ポイントが減らせるわけではありませんが、以下の3つの制約ポイントについては、改善する事が可能になります。

2-1.無駄な配管スペースを無くす

特にリシェルSIの施工事例を見てみると、食洗機脇に幅30cmの配管スペースが設けられています。それも引き出しではなく開き戸に変更になってしまいます。オーダーキッチンにミーレ食洗機をビルトインする場合、基本的にはシンクキャビネット内で給排水の接続を行いますので、わざわざ幅30cmの配管スペースを設けることはありません。

専門業者であれば、配管の接続場所を最適な場所に変えることが出来ますので、結果的に無駄な配管スペースを無くすことが出来ます。

2-2.ミーレ食洗機の機種を自由に選べる

グレードや幅(45cm、60cm)を好きなように選ぶことが出来ます。

2-3.面材のキッチンと合わせる

システムキッチンメーカーで面材を用意してくれない場合は、ミーレ社で用意しているホワイト面材かステンレス面材の2つから選ばなければなりません。しかし、専門店であれば必要な面材サイズを把握しておりますので、キッチンと合わせた面材を製作する事が出来るかもしれません。

特にアイカのメラミンを使用しているのであれば、同じ柄番号で製作できますので、全く同じ柄で用意する事が出来ます。

専門業者に依頼する3つのリスク

コストダウンや制約ポイントを減らすなどのメリットがある反面、専門業者に依頼するデメリットやリスクもありますので、合わせて把握しておきましょう。

手間がかかり、面倒くさい

筆者もメインではありませんが、システムキッチンにミーレ食洗機をいれるための手配を行ったことがあります。技術的に難しいわけではありませんが、ちょっと面倒くさいかなと思います。(オーダーキッチンに手配する方がよっぽど簡単です。)

施主主導で話を進めるのであれば、建築会社とともに専門業者ともやり取りをしなければなりませんし、施工範囲や責任範囲の取り決め、追加金額の把握、機器の納品スケジュール、発注者と発注方法の確認など、多種にわたります。

理想を言えば、発注や決済は施主側で行ったとしても、実務的な事項については建築会社と専門業者が直接、やり取りしていただくようにしたいです。(施主にはCCメールで情報共有してもらう)

施工ミスやトラブル責任の所在が不明になるかも

慣れていない建設会社の場合、準備配管の位置(日本製と違う)が違っていたり、切ってはいけない排水ホースを切ってしまうなどの間違った施工をしてしまう可能性がありますので、事前に専門業者や建設会社とのコミュニケーションは密に行う必要があります。

また、何らかのトラブルがあった時に、誰が責任を取るのか?誰が費用負担するのか?が曖昧になる傾向がありますので、実際に発注手続きを進める前に、お施主様、建築会社との間で責任範囲や作業内容を明確にすることをお勧めいたします。

施主側が、建設会社に対して、慣れていない事をやってもらっているという意識があった方がうまくいくと思います。(建築会社側は出来ればやりたくないと思っている可能性が高いので)

保証が無くなるかもしれない

ミーレ食洗機に対する保証は、専門業者もしくはミーレジャパンから受けることが出来ますが、システムキッチンメーカーから受けられるはずのキッチンへの保証が無くなってしまったり、建築会社のスタンスによっては家全体の保証が無くなる可能性もゼロではありませんので、こちらも事前に確認をしておかないといけません。

なお、設置後の不具合やアフターメンテナンスについて、施主支給の場合でも専門業者やミーレショップに連絡すると、解決方法を教えてくれたり、見に来てくれるなどの適切な処置を取ってくれます。

専門業者に相談したい方は

以上の通り、専門業者に依頼する方法にはメリットだけではなくデメリットもありますが、トータルで判断するとをお勧めできる選択肢だと考えております。建築会社の中には専門業者に依頼する事を条件にミーレ食洗機の導入を許可してくれたケースもあるようです。

もちろん、施工エリアや建築会社のスタンス、選ぶシステムキッチンのグレードなどにより状況は変わるので、全てのケースで当てはまるわけではありませんが、建築会社が慣れている場合でなければ、専門業者に相談する事をお勧めしています。

以下のような場合は、特にお勧めです。

・リシェルで食洗機脇の配管スペースを無くしたい方
・ラクシーナ、トレーシア、ミッテにミーレ食洗機を入れたい方
・機種を自由に選びたい方

また、建設会社様にとっても、慣れていない作業の対応に手間が掛かったり、施工トラブルのリスクを心配するくらいなら、専門業者に任せてしまった方がお施主様、建築会社様双方にとって良い結果になると思います。

 
 
 

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