【14】L型キッチン 無垢クラシック框扉(茶)

今回は福島県の新築住宅に設置させていただいたアメリカンカントリーなオーダーキッチンの施工例を紹介します。カントリーデザインがお好きな奥様の希望で、濃い目の色使いで家具のような高級感とアンティークな雰囲気を両立させるようにしました。

3120mm×2670mmの大きなL型キッチンは、無垢オークのアンティーク扉とブラウン系のクォーツエンジニアリングストーンの天板、壁のタイルが組み合わさって、おしゃれな雰囲気になりました。

富士工業製のシルバーのレンジフードを中心に、下がり天井とクラウンモールディング、そして、吊戸棚が並んでいます。IHコンロはパナソニック社の製品をお選びになりました。

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左端のトールキャビネットは下段にワゴン付きゴミ箱収納、中段には手持ちの電子レンジを設置するオープンボックス、上段には食器やグラスを飾るためのガラス扉の吊戸棚を組み合わせました。

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ワゴン付きのゴミ箱収納キャビネットです。今回は幅が60cmなので、ゴミ箱が2つになりますが、幅が広くなればゴミ箱の数も増えていきます。床とフラットになっているので、そのまま引き出す事ができます。

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ダークブランで石目模様の入っているクォーツストーンカウンター(シーザーストーンのココアファッジ)にCOMOのカラーステンレスシンク、デルタのタッチ水栓(アディソン 9192T-DST)組み合わせました。

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壁のタイルの選び方が大きな特徴です。2種類のタイルを使い分けるなど、奥様は大変こだわって選ばれました。一般的にはモダンデザインに用いられることが多いモザイクタイルですが、シンク面に貼られた石調のモザイクタイルは、扉や天板の色にピッタリの雰囲気です。

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キッチンと一緒に依頼を受けた洗面化粧台は、キッチンとはうって変わってホワイトでエレガントなデザインです。白い框扉のキャビネットは、ボーダーを組み合わせたブルーの輸入壁紙や大きなミラーと組み合わせられています。

幅は1800mm調と十分な広さがあり、洗面ボウルと引き出しのほかに、椅子を置くためのオープンスペースも用意しました。これで、座ってゆっくりお化粧したり、洗濯物を畳んだりできる場所としても活用できます。

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少し大きめでデコラティブな白いハンドルも奥様が選ばれました。歯ブラシ置き場もかわいいですね。

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幅1500mmの大きなミラーが設置されています。あえて装飾は省いて、ここはスッキリとした印象にしました。高い天井にはトップライトがついており、明るい陽射しが室内を明るく照らしています。

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天板と洗面ボウルはデュポン製の人工大理石で組み合わせる事で、カウンターとボウルが継ぎ目無しのシームレスになっております。お掃除がしやすく機能面でも優れています。洗面ボウルも大きめのシャンプーボウルにしました。

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反対側にも壁をくりぬいたニッチ型の収納がデザインされて並んでおります。この部分は、私が携わった部分ではありませんが、奥様と設計士の方が一生懸命工夫されて出来た作品です。とてもセンスの良い空間になっていますね。

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