【30】L型キッチン 無垢スクエア框扉(茶)

バリテイストのインテリアが大好きなご夫婦の新築住宅にヨーロピアンクラシックなオーダーキッチンを納品させて頂きました。

海外生活が長く、現在も海外に行く機会が多いお二人ですが、自分たちが望むインテリアにするためにキッチンだけではなく、床材や壁材、照明などほとんど全ての部分をご自身でコーディネートされたという事です。海外のデザインに造詣の深く、センスの良いお二人に選んでいただけた事はとても光栄なことです。

キッチンのレイアウトはシンプルなL型、ご友人を招いてのホームパーティーなどをされるという事で、あえてアイランドなどは置かずに広々としたスペースを残しました。

シンク側は長さ284cmでコンロ側は264cmあり、一般のシステムキッチンと比べても十分な大きさがあります。しかし、それぞれに大きな窓がついており、少し収納が不足しているような気がしましたが、画像の右奥のアーチの入口はパントリーになっていて、食材などをたくさん収納できるようになっています。(それでも、ものが多いので断捨離するとおっしゃっていましたが)

扉材は無垢アルダーのシンプルなスクエアデザインの框扉です。少しマットな感じで黒に近いダークブラウンで塗装されています。

取っ手はゴールドのハンドルを框部分ではなく、あえて真ん中に取り付けました。ユーロキッチンズでは珍しい取り付け位置ですが、海外では一般的なデザインです。シンクキャビネットのフィックス部分には、目立たないようにブラックのバーハンドルを取り付け、タオルバーとして使用します。

コンロの前には大きな出窓があるので、レンジフードは天井吊りタイプを選びました。脇には1ヶ所だけ吊戸棚を取り付けています。照明器具も面白いですよね。

レンジフードはアリエッタのセンターバルケッタ、ガスコンロはノーリツのプラスドゥを組み合わせています。

壁面は少し大きめのサブウェイタイルが貼られています。質感のあるテクスチャーのタイルはインテリア全体の質感を底上げしてくれています。

クォーツ天板はカルチャードクォーツのタヒチアンフレーバーと言う石柄です。ユーロキッチンズでも初めて使用する柄で、M様にチャレンジしていただきました(笑)ちょうど、バリ風のインテリアなのでピッタリだと思います。

シンクは中外交易の15Rスクエアシンク(A1m/m760-410XV)、水栓はデルタのタッチ式(アディソン、クロム)です。

天板に対して1cmくらいシンクを出しています。ここに水切りかごなどのアクセサリーを置く事が出来ます。良く見ると、天板に小さな穴か開いているのですが、この穴にはM様こだわりの浄水器を取り付ける予定です。この特別な浄水器については、別記事でご紹介したいと思います。

クォーツのデメリットのひとつとして、L型キッチンの場合、必ず継ぎ目が入る事です。うっすら線が入っているのが見えると思いますが、そんなに目立つものではないと思います。

食洗機はミーレの25周年記念モデルのG4920SCiステンレスを導入しました。ユーロキッチンズでも初めて導入しましたが、今後、いくつかの案件で導入予定です。やはり、割安感のある価格設定が好評ですね。

食洗機を閉じたところです。ダークカラーの扉とステンレスの操作パネルの組み合わせは格好良いですね。

 
 
 

関連記事