【54】ペニンシュラキッチン 突き板フラット扉(茶)

マンションリノベーションに設置したナチュラルモダンのオーダーキッチンです。今回のオーダーキッチンでは大きな特徴が2つあります。1つめは扉材にウォルナット突き板(オイル塗装)をユーロキッチンズとしては初めて使用したことです。

2つめは車椅子対応になっていることです。ペニンシュラキッチンの反対側を少し低くすることで車椅子でも利用できるようになっています。こちらもユーロキッチンズとしては、初めての経験でした。

元々、クローズキッチンでしたが、壁を取り除いてオープンキッチンにしました。キッチンのレイアウトはペニンシュラキッチンと背面収納の組み合わせという一般的なものですが、大きなパイプスペースを避けながらプランしています。

シンクと調理機器が設置されたペニンシュラキッチンは長さ330cmで奥行きは67cmです。パイプスペースのサイズに合わせてカウンターやキャビネットを調整しました。

ドア材はウォルナットの突き板でオイル塗装で仕上げてあります。ハンドルはお施主様がご用意されたもので、あまり主張しないような色合いの取っ手を探されたという事です。うまくなじんでいますね。

背面収納は長さが約250cmでカウンター部分とトールキャビネットに分かれています。トールキャビネットにはミーレの電気オーブンがビルトインされており、その下にはお手持ちの電子レンジが置かれています。

通常、この組み合わせの場合はミーレの電気オーブンが下でお手持ちの電子レンジが上に配置するのですが、今回はあえて逆にしています。

冷蔵庫の上にも幅75cmの吊り戸棚を設置しました。将来、ドイツ製の冷蔵庫に変更する可能性があるとの事で高さを調整できるようにしています。

ペニンシュラキッチンの反対側です。天板の高さは15cm低くなっています。作業のしやすい高さ&足もとのスペースを考慮した結果、この高さになりました。

天板の奥行きは45cmです。水栓(リクシルのSF-E546SY)はレバーが手前に来るようにシンクの脇に設置しました。シンクはトヨウラのN320Vで浅型(120mm)を選びました。

ペニンシュラキッチンのシンクは同じくトヨウラのN760ZWDLです。真ん中に段が付いているので、プレートを重ねて使用することができます。浄水器兼用の水栓は三菱クリンスイのF914ZC(グローエモデル)です。

クォーツ素材のカウンターはフィオレストーンのローズティです。天板部分だけではなく、バックガードにも使用しています。

食洗機はミーレのGG6620SCiです。

調理機器はガゲナウの4口IHコンロ(CI 262 113)とハイカロリーバーナー(VG 231 234JP)の組み合わせです。

レンジフードはアリアフィーナのサイドフェデリカ(ステンレス)です。調理機器にうまくフィットするように壁を少し出しています。

ビルトイン電気オーブンはミーレのH6260Bです。

 
 
 

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